コンテンツマーケとブランディングは違う「けど」 コンテンツマーケとコンテンツも実は違う。
「コンテンツマーケティングとブランデッドマーケティングは異なるもの。その認識を持つことが担当には必要。」
上記のコメントは、様々な知見者や情報として出回っていることなので、コンテンツマーケティングに関わっている方であれば耳たこでしょう。しかしながら、「コンテンツマーケティングとコンテンツも異なるものである。」という認識はお持ちでしょうか?
コンテンツマーケティングを行なっていく中で、テレビ番組や雑誌などとも違うポジションにいることを理解するのは非常に重要なことです。
■コンテンツは視聴者を増やすことが狙い。コンテンツマーケティングはファンを増やすことが狙い。
世にいう「コンテンツ」は、その多くのビジネスモデルが「広告収入」で成り立っています。テレビ番組、WEBメディア、雑誌、ラジオ、新聞。マネタイズ形式が広告収入である以上、コンテンツの魅力を上げる⇒閲読・視聴人数が増える⇒メディアとしての価値が高まる⇒広告収入が潤う。
上記が一般的なモデルでございます。そのため、コンテンツ企画は「いかに多くの人に見てもらえるか?」を考えていくことになります。
一方でコンテンツマーケティングのビジネスモデルは広告収入ではありません。閲覧・視聴していただいた方に「ファン」になってもらい、商品や企業を好きになってもらうことが狙いです。
どちらも集客を行なうことにおいては変わりありませんが、狙いが大きく異なるためその内容の整理において向き合いが変わります。
■コンテンツマーケティングは、有益な情報提供を自力で行なうことを前提とする。
一般的なコンテンツは、メディアとしての役割をこなすため、世の中で流行っていること、ユーザーにとって有益になる情報を、立場フラットな状態で展開することが出来ます。そのため、第三者の人気商品やサービスを活用した幅広い情報コンテンツを構築できます。一方で、コンテンツマーケティングは、あくまで1企業の取り組みです。他社や第三者の力は借りず、自力で情報を作り、発信していくことが大前提です。
ファンを増やすためには、先述の内容を考慮した上で、より魅力的な内容の発信を行なう必要がありますので、集客目的に、軸のぶれた展開にならぬようお気をつけください。