コンテンツマーケティング実践講座 【中古ビジネス】編
コンテンツマーケティングの発想講座実践編。今回のお題は「中古ビジネス」です。
中古ビジネスというと何を思い浮かべるでしょうか?セルにおいては中古車、古本、家。リースにおいてはCDやDVDなどがまず思い浮かぶのではないでしょうか。現在中古ビジネスと言われる商法はその形態を変えて様々な方法がとられています。ユニークなもので言えば、「トイサブ」というサービス。こちらは幼児向けおもちゃのサブスクリプションモデルで、定額料金で常に違うおもちゃを遊ぶことが出来ます。
このような中古ビジネスにおいて共通しているのは「事業社が所持しているわけではないコンテンツを取り扱うこと」このような場合コンテンツマーケティングはどのように行なうのが良いのでしょうか。
■最も伝えるべきは「ビジネスモデルからのベネフィット」
例えば、ブックオフの場合。ブックオフは本を出版していません。ありとあらゆる本が売買の対象になるビジネスモデルです。ゆえに、「この本がすばらしい!」などのコンテンツ自体の訴求は行なう立場になく、逆にフラットな立場が求められたりします。では、ブックオフとして展開できる訴求は何か?それは『ブックオフで本を買う/売ること自体』をフォーカスしたアプローチです。
・中古で本をそろえるとコストパフォーマンスがいい
・色々な本に出会える。しかも毎日違う顔。
・スマートな読書生活。
など、ブックオフの中古ビジネスをライフスタイルに混ぜ込むことで、より豊かになる生活を訴求することがファン化につながります。そこにプラスで入れるべきなのが「ブックオフ(の一部の人)の主観による評価/オススメ」。この情報を入れこむことで、コンテンツとしての幅が広がります。いわゆる”店長おすすめ”という肩書です。
中古ビジネスは、いわゆる「転売」です。消耗された時間を、値段や評価などの別の価値を与えることで、ユーザーとwinwinを作ることに意味があります。コンテンツマーケティングを行なう上でも、まずはビジネスモデルで起こる新しい価値に着眼して考えてみてください。