コンテンツ発想術[5] -場所を変える
コンテンツ発送術シリーズ第五弾。
コンテンツに触れる「場所」というのは、実はある程度決まっていて、それを知らず知らずに実践しています。
包丁は台所で使うものだし、時計は腕にするもの。
電車はドアから乗るものだし、インスタントラーメンは家で食べるもの。
上記のような当たり前のことでも、思いもよらない場所にかえてみるとすごくおもしろいコンテンツになるということがあります。
今回は『場所を変える』という切り口でアイデアが跳ねている事例をご紹介します。
・エクストリームアイロニング
http://matome.naver.jp/odai/2140334197098730801
いかにエクストリームな場でアイロンをかけられるか、という変わった競技です。
ただアイロンをかけているところなんて、どう見てもコンテンツになりません。
それを、場所をとにかくエクストリームにするという企画を持ち込むだけで、バカバカしくおもしろい「競技」になっています。
・アディダス 壁面サッカー
https://vimeo.com/11461551
ビルボードに人を宙吊りにして、そこでサッカーをするという企画。
サッカーの場をピッチからビルボードにするという場所の変換で、圧倒的なビジュアルインパクトを持つ企画に昇華されています。
こちらもただサッカーをしているだけなのですが、もはやただのサッカーではないですよね。
こちらの2事例のように、「通常この場所で行われるものだ」という部分を大幅に変動させると、シェアしたくなるようなコンテンツになります。
これまでのコンテンツ戦略とは違い、使用・体験する場所をかえるだけなので応用力もあります。まずはとにかく「場所」をかえてみましょう。
場所のイメージが強くついているようなものをテーマにするときは、ぜひ活用してみてください。
ただし、行き過ぎには注意!場所をかえるだけなのでその幅は無制限なのですが、
インパクトを求めすぎて大幅に場所をかえることでブランドイメージを損ねたり、場合によっては法にひっかかる可能性もありますので、見定めは慎重に。
コンテンツ発想術シリーズ、いかがでしたでしょうか。
5つの手法をご紹介いたしましたが、どれも発想の元は「常識を覆す」ことです。
コンテンツの内容自体はかえなくとも、その見せ方・向き合い方をちょっとかえるだけでとても魅力的に見えるコンテンツが生まれます。
ひとまず、こちらでシリーズは終了です。
コンテンツマーケティングの活用に悩んだら、是非こちらのシリーズを試してみて、アイデアを広げてみてください。