ポケモンGOは、なぜ成功したのか
ポケモンGOをみなさんはご存知でしょうか。ポケモンGOの利用実態調査によれば、日本人のポケモンGOへの認知度は92.6%と非常に高く、ポケモンGOへの関心度の高さを感じられます。認知度に対し、プレイしたことがある割合は、なんと39.0%。約半数の人がプレイしたことがあるそうです。過去にこれほど短期間で認知され、プレイされたことがあるゲームアプリはあったでしょうか。 さて、ポケモンGOは、なぜここまで知られ、プレイされるようになったのでしょうか。
まず、「ポケモン」自体の認知度の高さにあるでしょう。ポケモンGOのベースとなったingressは、インターネット界を中心に大きな話題となりましたが、ポケモンGOほどの認知されたゲームではありませんでした。ゲームの基本的な構造が同じであるため、ここまでの認知度の違いがあるということは取り上げているキャラクターの差異にあると言えます。ポケモンはサービスがリリースされてからトレーディングカード、アニメ、映画 化と様々な部分でエンターテイメントの大きな役割を担ってきました。そのため、ポケモンのことをなんとなく知っているという層を広く獲得できたと言えます。
ポケモンGOは、認知度のほか、リアルの生活に結びついたシステムにより、ゲームに抵抗感があった層を取り込むことに成功しました。過去のゲームのように、仮想空間内で全てが完結するものではなく、VRのような現実空間に結びつくゲームは今まで広く浸透していませんでした。ポケモンの認知度の高さによって、「現実世界にポケモンが登場する。自分で捕まえられる。」という新しい価値の提供に成功したのです。
ユーザー獲得に成功したポケモンGOですが、まだまだ成長途中のゲームアプリであることは周知の通りです。できるだけ小まめなアップデートをおこない、ユーザーを飽きさせないチューニングをおこなうことでまだまだファンを離さないでしょう。