マーケティング担当者が覚えておくべきInstagramの統計データ
7割のハッシュタグは企業によって作られている
Instagramは美しい写真や視覚的要素をシェアするのに最適なプラットフォームです。サービス業を含んだB2Bビジネスであっても、目を引く画像や動画によってブランド認知を高められます。また、ハッシュタグを効果的に使えば、新規顧客開拓にも有効です。企業としてInstagramを活用する際に有効な統計データが、コンテンツマーケティングの専門家マディ・オズマンによって紹介されました。
コンテンツの発見と最適化を助けるため、ハッシュタグの利用が盛んです。一つ以上のハッシュタグを持つ投稿は、一つもないものに比べて12.6%多くのエンゲージメントが生まれています。ある調査では、最も効果的なハッシュタグの数は11だったと報告されました。また、7割のハッシュタグは企業によって考えられたものと言われています。
3割以上のユーザーはInstagramで発見した商品を購入している
Instagramの発表では一社以上の企業アカウントをフォローしているユーザーの割合は8割に上ります。さらに、2017年3月の段階で、1億2000万人以上の人がInstagramから企業サイトを訪問し、電話やメールで連絡をとった経験があるとの調査も報じられました。加えて、少なくとも3割のユーザーはInstagramで初めて目にした商品を購入したことがあるのです。
Instagramの広告事業は大きく成長を遂げ、2017年末には全世界で40億ドルもの売り上げに達すると予測されています。そして、Instagram広告のうち25%を占めているのは動画です。動画は60秒まで放送できますが、時間の経過と共に閲覧する人の割合は急激に減っていく傾向があります。そのため、最初の30秒で注意を引ける動画は高いエンゲージメントを記録する一方で、画像の広告よりもコストがかかる傾向にあります。
Instagramストーリーは導入1年足らずで2億5000万人の日次利用者を集めた
24時間で投稿した動画が消える機能を持つInstagramストーリーは、今や2億5000万人の日次アクティブユーザーを抱えています。Snapchatを超え、広告主にとっても魅力的なフォーマットとなりました。実際、Instagramストーリーを活用したAirbnb社は、広告想起率で二桁成長を記録したと言われています。
まとめ
統計データは有用ですが、その情報を使って行動を起こすのは、あなた次第です。情報を手当たり次第に集めるのではなく、自社の事業を拡大するのに必要な統計データを特定し、行動につなげるようにしましょう。
参考資料
https://sproutsocial.com/insights/instagram-stats/
著者:Takayuki Sato