2016
03.17
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コンテンツ配信計画の科学とアート


コンテンツマーケティングを行うには、コンテンツカレンダーあるいはコンテンツ配信計画の作成が欠かせません。

最終的なゴールから逆算して、どのようなコンテンツをいつ発行するのかを明文化する取り組みが推奨されています。複数のライターを抱えている場合、それぞれの予定を調整し、優先順位をつけながらやり繰りしなければなりません。コンテンツ配信計画を上手に運用するには“左脳と右脳”、“科学とアート”を駆使する取り組みが求められています。

コンテンツ配信計画の「科学」は頭で理解するだけではなく、運用に落とし込む必要があります。ここでの「科学」とは多くの企業で実践され、有効であると証明された手法を指します。具体的には、コンテンツマーケティングの戦略を文書化し、それに従い、配信計画を立てていく手法です。

配信計画を立案する際にはホッケースティック効果を理解する必要があります。コンテンツ配信を行うと最初の期間はあまり流入数の上昇がありませんが、ある時点を超えると急激に読者が増えていきます。この様子をグラフ化するとホッケースティックのような形状が描けます。

ある調査では400本の記事を発行すると、流入数が急上昇するとの結果が得られました。成果を上げるまでには忍耐が必要になりますが、組織全体として一貫した態度が必要です。さらに、配信計画を記載するためのExcelシートや成果を測定するためのツールの整備もコンテンツ配信計画では重要な部分を占めます。

「科学」が意思決定の領域であるのに対し、コンテンツ配信計画の「アート」は勘や経験に類するものが含まれます。「人」に焦点を当て、コンテンツの内容や作成プロセスに微調整を加えるのです。メンバーの経験を活用してコンテンツをカスタマイズできないか、新たなトピックが提案できないか、期限通りに品質の高いコンテンツを作成できるのは誰か、納期遅延へのリスクが高いのは誰か、といった問いに答えられるようにすると配信計画の精度が向上します。

また、“人”を上手に巻き込み、各人のアイデアや創造性を導き出す工夫が求められます。ブレインストーミング、社内外のライターとの連携、タレント管理とトレーニングなどを取り入れるようにしましょう。最終的にはコンテンツマーケティングの文化を醸成するのが目標になります。

時間はかかりますが、会社全体がコンテンツマーケティングに力を入れるようになると、多くのアイデアが生まれ、コンテンツ作成プロセスが予定通りに進んでいくようになるのです。
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著者:Takayuki Sato