2016
06.28
0629

愛されるビジュアル・コンテンツを紐解く


画像にせよ、動画にせよ、人々は視覚的に訴えるビジュアル・コンテンツを好みます。インフォグラフィック、プレゼンテーション、グラフなどを適切な媒体で使用すれば、コンテンツマーケティング戦略の高度化につながります。特に、ソーシャルメディアはビジュアル・コンテンツの利用が多く見られるようになりました。63%のソーシャルメディアは画像によって形成され、この数字は今後数年でさらに伸びていくとの試算がある程です。

Facebookにおいて、画像付きの投稿は、そうでない投稿に比べて2.3倍のエンゲージメント効果があるとの調査が得られました。また、Twitterにおいては、画像付きのツイートは150%より多くのリツイートを獲得しています。さらに、Instagram、Snapchat、Pinterestといったビジュアル・コンテンツに特化したプラットフォームが成長してきました。

ビジュアル・コンテンツが人々に好まれる理由はいくつか考えられます。まず、サイト訪問者は28%の文字しか読んでいないと言われ、熟読するよりも流し読みで済ます傾向があります。そのような読者に対して、ビジュアル・コンテンツは、短い時間で複雑な概念を理解させるシンプルな方法と言えるでしょう。また、感情を上手に刺激するコンテンツは、よく記憶に残り、共有・拡散されやすくなります。つまり、ビジュアル・コンテンツは「訴求」「理解」「記憶の持続」に特徴を持っているのです。
科学的にもビジュアル・コンテンツの価値は証明されてきました。人間の脳に送られる情報の90%は視覚的であると言われ、脳は文字よりも画像に6万倍早く反応できるのです。また、視覚情報は、感情や無意識・本能を刺激しやすいという点も指摘されています。例えば、オレンジ色に染まる夕焼けの写真から切なさを感じるのは、視覚効果によるものです。

効果の高いビジュアル・コンテンツを作成するには、どうすればよいのでしょうか。まず、写真や画像の質を追求し、かつ、文脈に合致した内容にするのが重要です。技術的には、読者の感情を刺激するよう色やフィルターの適用が求められます。人の印象を大きく左右するため、文字フォントの選択にも慎重を期する必要があります。最後に、ビジュアル・コンテンツの存在をさらに際立たせるため、逆説的ではありますが、文字による描写も忘れてはいけません。
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参考資料

Understanding our love of visual content


著者:Takayuki Sato