2017
07.19
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”消える動画”が大流行。なぜ流行るのか?Instagram Stories


Instagramは、2016年末に「Instagram Live」をリリース。これは動画投稿を主体としたサービスInstagram Stories内に導入されたサービスで、主要ライブストリーミングプラットフォームの中で、もっともコンテンツ保存期間が短いサービスです。ユーザーが自分のフォロワーに向けて、リアルタイムでライブ動画を配信、しかし、フォロワーは動画を配信中しか見ることができず、後から見直すことができません。その代わりに、検索画面を見れば、アルゴリズムによってキュレートされた、配信が行われているInstagram Live動画をブラウズすることはできる仕様になっています。

Instagram Storiesの利用者は右肩上がりで増え続けており、2017年4月の時点で、全世界で毎日2億人以上が利用するまでに成長しています。ここへ来て新規投入された”消える動画”はそのユーザー数増加に寄与しています。

■なぜ”消える動画”が好まれるのか?
インターネット黎明期から、他のメディアと比較して最もユニークなポイントである「アーカイブ」。
これには情報を好きな時に、タイムラインに関係なく取得することが出来るという多大なメリットと表裏に、いつまでも情報が残ってしまうという最大のデメリットがあります。
このデメリットが、多くのユーザーがWEBスペースに自分の情報を展開することを躊躇させるのです。
・自分の写真が一生残ってしまう。
・不特定多数の人にどう見られて、どう行動されるかわからない。

主にセキュリティ面での懸念です。
SNSというクローズのコミュニティが誕生してその懸念は少し払拭され、ITリテラシーのあまり高くない方でもWEBへの投稿・アクションのハードルは下がったのですが、それでも自分の情報を表に出すことへの躊躇は多く、事件や炎上などにもたびたび取り上げられます。

その懸念を完全に払拭したのが”消える動画”なのです。
つまり、インターネットでコミュニケーションを知人ととりたいのだけども、アーカイブやプライバシーの侵害のリスクを恐れ行動できていなかった方が気軽に投稿を楽しめるようになったというわけです。
この気軽に日常をポスト出来る安心感が、Instagram Storiesのサービス利用を推進しています。

企業アプローチも、この”消える動画”によってかなり変わってくると考えられます。
例えば、動画投稿キャンペーン。これは投稿先である企業のプロモーションとリンクしてくるため、ある種、自分の情報(肖像など)を企業側へ半永久的に貸し出すに等しいのですが、一定の期間を過ぎると自動で消えるものとなるのであれば投稿ハードルが大きく下がり、参加率の増加につながるでしょう。

まだまだ、普及率は高くありませんが、これからのWEBコミュニケーションプラットフォームには欠かせない機能になるかもしれません。
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