「PV数」よりも、どれだけ濃いファンを集められるかが重要
オウンドメディアやコンテンツマーケティングを成功へ導く際に、一つの指標として必ず掲げられるのが「PV数」。しかし、このPV数、無闇やたらに増やせば良いわけでもなさそうです。目的によっては、PV数を集めることが有効な手段にならないこともあります。
コンテンツマーケティングをする目的は何か?
多くのお客さんを呼び込むために、コンテンツマーケティングを・・・となる前に、実は事前に決めておくべきことがたくさん存在します。例えば・・・
・コンテンツを届けるターゲット(相手)は?
・認知してもらいたい?それとも申し込みを獲得したい?
・もっとリピーターに知ってもらいたい?それとも知らない人に広めたい?
・新しい一面をみせるのか?統一したブランディングを徹底するのか?
コンテンツマーケティングを運用するといっても、これだけの検討材料があります。まずは今一度、コンテンツマーケティングの目的を明確にしましょう。
「申込数」を増やすのが目的なら、PV数ではなく濃いファンを集めよう
PV数を増やせば認知度は上がりますが、その分「コンテンツに興味はあるが、サービスに興味のない人」も多く来訪することになります。多くのトラフィックを集め、その中から興味を持った人が来れば良いという確率論的な方法は決して間違いではありませんが、多くの予算を投下できる大手企業でしか継続的に行えない施策になってしまいます。予算をさほど割けない場合、ターゲットにピンポイントにささるコンテンツをコンスタントに提供し、濃いファンを着実に拾い上げていく方が堅実かつ確実な方法でしょう。
濃いファンを10人集めるだけで、絶大な影響力になる
膨大なトラフィックを持ったサイトは、より多くの人に認知させることができます。
しかし、同様に濃いファンを10人保有しているサイトも、絶大な影響力を発揮することができます。というのも、濃いファンは周囲に口コミをしてくれる「インフルエンサー」であり、ネットだけでなく、自分の知り合いや親友というネットワークにまで波及し、じわじわとファンを増やす役割を果たしてくれるからです。
ネット上の指標だけに頼らないようにしよう
ネット上の指標には表れないデータもあります。それが「口コミ」です。口コミによる広がりは、実際どう動くかも、動きを予測することもなかなか難しいでしょう。ふとした思いがけない経路により、波及的に広がることもあります。大切なのは、自然と広めてくれる濃いファンを作ること。もし、申し込み数を増やす、サービスの利用者を増やしたいなら、それが有効な手段となるでしょう。