ながらオウンドメディアのススメ
企業においてコンテンツマーケティングの重要性が高まっていることはすでにご存じの通りです。とはいえ、大手企業などであれば、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などの既存広告媒体や、お金を払って出すWeb広告、いわゆる「ペイドメディア」もこれまでの習慣やお付き合い、予算が確保されているなどで行っていることは多いはずです。決裁者が50代以上であれば、「オウンドメディア」などにピンとこないゆえにペイドメディアを中心に宣伝をしているなんてこともあるかもしれません。
■ながらオウンドメディアが有効な理由
今の時代においてはペイドメディアとオウンドメディアのどちらが有効かという議論ではなく、むしろ両方を「ながら」で行うことが最も効果を得られる方法です。短期的に、これまで自社や自社サービスを知らなかった層の集客としてペイドメディアは効果があります。そして、自社や自社サービスを知ってくれた層に向けて長期的に見込み客を獲得したりブランディングをするのにオウンドメディアは効果的です。
そのためさらに、アーンドメディアと呼ばれる、いわゆる「口コミ」によるリアルな声を併用することでより企業イメージや商品のイメージアップにつながります。お金はかかるが拡散力のあるペイドメディア、自社で長期的かつ地道に顧客育成を行なうオウンドメディア、さらにブランディングに成功すればアーンドメディアという風に、流れを意識することが重要です
■それぞれのメディアの特性を生かし顧客を循環させる
そのために大切なコツとしては、ペイドメディアで一気に広範囲に拡散したイメージや雰囲気を踏まえた上で、ファン育成へ向けた継続的なコミュニケーションを行います。「中の人」の個性を押し出していくのも良いですし、購買欲求を後押しするような自社製品についてのにっちな情報を伝えていくことでより「親近感」をもってもらうことで消費者の記憶に残ります。
商品のカタログや告知に留まるペイドメディアとは少し趣向を変えて、個人のブログやツイッターのような温度感で「ユーザーとのコミュニケーションを取る」ことを目的に行いましょう。