単一のHTMLとして保存できる!Chrome拡張「シングルHTMLダウンローダー」
Google Chromeには、スクリーンショットなどの便利な拡張機能がたくさんあります。
今回は、画像やスタイルシートを埋め込み、単一のHTMLファイルとしてダウンロードできる「シングルHTMLダウンローダー」という拡張機能をご紹介します。
拡張機能を入れなくても、Google ChromeでWebページをダウンロードすることはできます。メニューの「ファイル」から「ページを別名で保存…」をクリック、「形式:ウェブページ、完全」を選んで保存します。その場合、HTMLファイルとは別に、画像ファイルやCSSやJavaScriptなどのリンクされたファイルが入ったフォルダも一緒にダウンロードされます。
「シングルHTMLダウンローダー」を使うと、リンクされたCSSやJavaScriptなどのテキストデータだけではなく、画像ファイルまでもをHTMLファイルへ埋め込んで単一のHTMLファイルとして保存できるのです。
そのページに使われているデータ量によって、もちろんファイルサイズは違ってきます。実際にページをダウンロードしてみると、本当にシンプルなページは500KBくらい、大きな画像がスライドなどでたくさん使われているページは15MBくらいありました。大きい画像が使われているページを普通にダウンロードしたファイルサイズと比べると3倍くらいになっているものも。
つまり、単一のHTMLファイルにできるのは便利なのですが、大きな画像がたくさん使われているページの場合はHTMLファイルのサイズが大きくなってしまうということです。
この機能には、外部データ無しでHTMLにデータを埋めこむためのURIスキーム「Data URI scheme」という仕組みが使われています。「Data URI scheme」を使うといいことは、画像の読み込みなどのHTTPリクエストが減るため、Webページを高速表示できるという点です。
画像ファイルをアップロードすると「Data URI scheme」に変換してくれるツールも存在します。ただし、莫大な量のテキストデータになるため、視認性は悪くなります。ファイルサイズもむしろ大きくなったりするので、微妙なところではあります。
とはいえ、Webページを単一のHTMLファイルで保存できるということは、アーカイブする際などに便利です。
「Data URI scheme」も使いどころによっては有効な仕組みです。
著者:Miki Sakashita
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