2016
03.29
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すべてのコンテンツは「メディアの種」


生活を豊かにするコンテンツには、人が集まってきます。
一方で、人が注目し、集まる場所は「メディア」と呼ばれます。
つまり、コンテンツは「ヒットするとメディアに昇華する」性質を持っています。
コンテンツマーケティングのゴールの1つが「メディア化」であると考えられます。
その理由を、事例を踏まえていくつか紹介。

人々の生活を豊かにする優れた「コンテンツ」は、当然ながら多くの生活者に注目されます。また、多くの人が注目する場所は優れた「メディア」として活用されています。 つまり・・・すべてのコンテンツは「ヒットすればメディアに昇華する」性質を持っているのです。

例えば、いまや誰もが知っているユーザー投稿型の日本最大レシピサイト「クックパッド(http://cookpad.com/)」。立ち上げ時には「登録するとユーザーによって投稿されたレシピを閲覧できる」というお役立ちコンテンツに値付けをして、月額500円で運営をしていました。ところが、登録者数が少なかったことがきっかけでコンテンツを無料化。

課金による利益よりもコンテンツへの参加障壁を取り払うことを選び、あとはひたすらユーザーの良いレシピを集める活動に専念してコンテンツ自体の魅力を高めていきました。すると、レシピの総数は格段に増え、レシピコンテストなどのイベントにもユーザーが反応したためアクセスが急増。さらにはスマートフォンの普及も後押しして利用者層も拡大。

そうなってくると、「レシピを閲覧できる」コンテンツとしての価値に加えて、「レシピを閲覧する主婦に向けた広告やタイアップページの獲得」というメディアとしての利用価値が大きくなってきます。そして一度メディアとしての地位を確立すれば、コンテンツだけの開発に比べて遥かに効率的で安定した収入を得ることができるうえ、特定のターゲットを囲い込んだも同然の状態を何年も続けることができるのです。

またコンテンツが「サイト」ではなく「人」の例もあります。お笑い芸人・モデル・音楽アーティスト・文化人など、芸能活動によって成功したタレントが近況報告のために「ブログ」を始めれば、それは「商品のモニター体験」を報告するメディアになります。世界で活躍するアスリートのスポーツウェアも彼らをサポートする企業のメディアになっているのです。

コンテンツマーケティングは、企業や商品・サービス主体ではなく生活者の目線からコンテンツを考える手法ですが、中長期的なゴールとして「コンテンツのメディア化」まで見据えてゆくのも、ロマンがあって良いのではないでしょうか。
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