2016
01.21
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モバイルファーストとコンテンツマーケティング


最近ではスマートフォンの普及の高さから、企業マーケティングで重視する対象デバイスが、PCだけではなくモバイルも含まれる傾向が多くなっています。モバイルはデバイスの画面がPCよりどうしても狭くなってしまいますが、だからこそ、コンテンツマーケティングでより存在感を発揮できると考えることもできます。

日経BPコンサルティングがまとめている「携帯電話・スマートフォン”個人利用”実態調査2015」によると、2015年8月時点でのスマートフォンの国内普及率は49.7%。実に2人に1人はスマホを持っていることになります。当然、昨今の企業のマーケティングにおいてもスマホを意識した施策が必要となっており、各社ともにモバイルファーストのキャンペーンが中心となってきています。

この影響を受け、コンテンツマーケティングの狙いや目的が変化しつつあり、最先端のWEB技術を使った「演出」から、発想力による「面白さ」に重きが置かれ始めています。

これまで、WEB上でのコンテンツ展開は「いかに他と差別化できているか」「どんな表現で企画化されているか」などのいわゆる”演出”に焦点が置かれていました。

 ●全画面を使ったカッコいいフラッシュVTR
 ●マウスを動かすとサイト自体がアクションを起こす仕掛け

など、リッチコンテンツであることがコンテンツマーケティングを成功させるためのデファクトスタンダードだったわけですが、モバイルが主戦場になってきたこと、回線のスピード向上やモバイルにある程度の再現性が備わったことでその趣が変わり、コンテンツマーケティングの方向性はコンテンツそのものの”面白さ”を追求するものに変わってきました。

また、ユーザーの動向も変化しています。モバイル主体となることでSNSの利用時間が増え、その使い方もよりタイムリーかつライトになり、これまで自身の体験やコミュニケーションが主だったソーシャルコミュニケーションにおいて、外部コンテンツをシェアする勢いが強くなっています。当然、コンテンツマーケティングを展開する上でもSNSでの拡散を狙う視点は欠かせなくなってきています。

では、モバイルファーストを視野に入れた場合、どんな手法が効果的なのでしょうか?

一番重要なのはコンテンツの内容です。それも、商品寄りではなく生活者目線でのコンテンツを意識しましょう。コンテンツの拡散・集客をするために、リッチなコンテンツは必ずしも必要ありません。いまや、文章とネタさえ面白ければ十分拡散力を持ちます。その際たる例がキュレーションメディアですね。

このようにオウンドメディアでのコンテンツ開発において「記事」をいかに面白く作るか?が勝負所になっています。技術力より、原稿力。ウェブのスキルが必ずしもコンテンツマーケティングの成否を決めるわけではないのです。
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