コンテンツマーケの指標解説<フォロワー>編
コンテンツマーケティングにおける評価指標を解説する記事、第5回目の今回はTwitterの「フォロワー」についてです。
■どのような指標なのか?
「フォロワー」とは特定のTwitterユーザーが発信したツイートを、自分のタイムライン上で閲覧できる状態にしている(フォローしている)人のことです。
企業が運営しているTwitterアカウントでフォロワー数が増えるということは、その企業のツイートを見てくれる人が増えるということになりますので、より多くの人にリーチできようになると言えます。
では、コンテンツマーケティングおいて「フォロワー数」という指標を使ってどのようにコンテンツを評価したら良いのでしょうか。
Twitterではツイートから自社サイトなどのコンテンツへ移動できるようにリンクを設置していることが多いと思いますので、そのリンク先のコンテンツを見て定期的に情報をチェックしたいと思ってもらえればフォロワー数は増えますし、その逆であればフォロワー数が減ってしまいます。
このことから、ツイートを配信した後にフォロワー数が増えているか減っているかでコンテンツの評価を行うという考え方があります。
特定のツイートが原因でフォロワー数が増えた減ったという事を明確に判別することは難しいのですが、フォロワー数が増える要因としては、こちらからフォローした人がフォローし返してくれる(フォロー返し)場合や、メディアや広告などによってTwitterアカウントが露出した場合などを除くと、配信したツイートを見てフォロワーになってくれることが多いです。
そのため、フォロワー数が急激に増えたり減ったりした場合は、上に挙げたような要因を排除できればツイートやそのリンク先のコンテンツの影響によってフォロワー数が変化したと推測することができます。
■どこで見ることができるのか?
・Twitterアナリティクス
Twitterアナリティクスのトップ画面から「フォロワー」をクリックすると、フォロワー数の推移グラフが表示されます。
期間を指定することはできませんが、現在だと2012年の8月以降のフォロワー数の推移を見ることができるようです。グラフにポインタを合わせると週単位のフォロワー数が表示されます。
また、このグラフの下には自社アカウントのフォロワーに関する「興味を持っている分野やカテゴリ 」「位置情報(国や都市) 」「性別 」「他にフォローしているアカウント」の割合が表示されますので、フォロワーの属性を把握するのに参考になるのではないでしょうか。
・Twitterアナリティクスレポート
レポートではフォロワー数の推移は見れないのですが、ツイートごとのフォロワー獲得数を知ることができます。
ツイートのタブにある「データのエクスポート」をクリックしてレポートをダウンロードします。
レポートをエクセルで開くとS列の位置に「フォローしている」という指標がありますが、これはユーザーが「そのツイートから直接フォローした回数」を表していますので、どのツイートが購読者数を増やしたのかを知ることができる重要な指標になります。
ただし、個別のツイートページに設置されているフォローボタンをクリックするなど、特定の状況下でなければどのツイートからフォローしたかを追跡できないと考えられますので、この数値だけをもってツイートごとのフォロワー獲得度を評価してしまうのは早計かもしれません。
このレポートではツイートごとにフォロワー数を減少させた数値までは分かりませんので、ツイート配信後のフォロワー数の変化と合わせて評価するのが良いでしょう。
■他のツールでの表示例
Twitter以外の企業が提供しているツールでも「フォロワー数」を確認することはできますが、そうしたツールではTwitterアナリティクスにはない機能を搭載していたり、より分析しやすいインターフェースなどを用意して差別化を図っています。
弊社で開発しているコンテンツマーケティング支援ツール「CLOUDPLAY」では、Twitterの「フォロワー数」について増加数、減少数、純増数、3つの指標の推移を把握できるようにしています。
また、1日のツイートの配信数が多いとフォロワー数の変動も大きくなりやすいので、フォロワー数の変動が配信数による影響なのかどうかを判別しやすいように、フォロワー数の増減と配信数をひとつのグラフで比較できるようになっています。
CLOUDPLAYでは、その他にもTwitterに関する多くの分析機能を搭載していますので、興味のある方はTwitter分析機能の紹介ページをご覧ください。