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自社の商品やサービスをコンテンツにする

コンテンツマーケティングでは、話題性のあるコンテンツを作ろうとして自社の商品とは関連性のない記事を作成してしまうケースが良く見られます。コンテンツマーケティングの解釈は、「有益で説得力のあるコンテンツを展開して顧客とのエンゲージメントを醸造するためのビジネス手法」なわけですから、その方法が間違っている訳ではありません。

しかし、コンテンツありきの戦略を推し進めていくことは、自社ブランドの方向性と違った方向に向かってしまう危険性を孕んでいます。その一方で、そもそも商品やサービスが一番のコンテンツであると感じてくれるファンが存在するケースもあります。そのような場合には、無理に自社商品から離れた話題を探すよりも、自社商品をコンテンツ化する余地がないか検討してみると良いでしょう。

今回は、身近な「自社の商品」をコンテンツとして扱うことで、うまくいっている事例をご紹介します。

ピノフォンデュカフェ
http://www.pinoice.com/fondue/
2015年7〜8月に原宿で開催されたイベントで、ピノにチョコとマシュマロとトッピングを付けて食べられるというお店です。商品をど真ん中に据えて、それをフォトジェニック(写真写りの良い)な食べ方に昇華したコンテンツにすることで、大きな話題を獲得しました。

Volvo The Epic Split
https://www.youtube.com/watch?v=M7FIvfx5J10

Volvoトラックの正確なステアリング性能を表現するために作成されたのがジャン・クロード・ヴァンダムの股割り映像。こちらもトラックの性能という、一番訴求したいポイントをうまくコンテンツ化して、大きな話題を獲得しました。

上でご紹介した2事例のように、自社の商品を真ん中に据えたコンテンツを作成すると、コンテンツマーケティングにありがちな「このコンテンツは自社の商品やサービスに貢献するのだろうか?」といった懸念を払拭することができます。

商品の特性やブランディングについて少し目線を変えるだけで、商品自体を楽しめるコンテンツに変えることが出来るのです。自社商品とは関連性が低い話題性のありそうなコンテンツを企画する前に、まず一度、自社の商品やサービスをコンテンツ化できないかということを検討してみてはいかがでしょうか。