4大SNSの広告イロハ! 目的に合わせて出稿検討すべし!
Facebook、Twitter、LINE、インスタグラム。現在日本のSNS市場で最大規模の4つのサービスはそれぞれ特徴が異なります。広告メニューもそれぞれ特徴に合わせて整備されており、個々のSNSの特徴、そして広告によって得られる効果もまちまちです。一口にソーシャルメディアでのプロモーションといってもやり方は千差万別です。SNSの使い分け、お考えください。
■Facebookはセグメントがしやすい
Facebookの最大の特徴は「実名登録」そのため、個人データが詳細な傾向にあり、具体的なターゲットを取り込むのに適しているといえます。
・広告配信は性年齢、行動、嗜好で区分けが可能
・他のSNSに比べるとタイムラインの動きがやや遅めで、広告投下が残りやすい(サイドバナーもある)
・コンバージョンの期待値が高い
・メインは30代前後
実名登録なためかいわゆる「リア充」が多く、おのずと反応率の良い商材や意匠はスタイリッシュ・さわやか・楽しそうなどのポジティブ要素が多いものの傾向にあります。
■Twitterの拡散爆発力は脅威
Twitterは実名登録が少なく、また投稿のボリュームも非常に少ない(短文)であるのが特徴です。そのため、情報の磨耗が激しく、よりリアルタイムの拡散勝負になってきます。
・広告配信は1通ではなく複数投下がスタンダード
・タイムラインが早く、常に新しい広告投下が求められる。
・匿名性が高くターゲットセグメントには不向き。
・リツイートはSNSトップクラスの拡散力を持つ。
・メインはハイティーンから20代が中心。
・コンバージョンよりも”バズ”狙いの期待値が高い。
・キャンペーンに活用しやすいハッシュタグの本拠地
一般的になっていない情報や商品、ニッチ、面白いネタなどが好まれ、キャンペーンの告知やユーザー参加型のアプローチがプロモツイートとして展開される傾向にあります。
■インスタグラムのテーマはオシャレ
写真投稿を軸としたSNSで、インスタグラムへの投稿を目的とした写真加工アプリが誕生する程。
・広告表現は文字よりも写真が中心。(一部テキストへの規制あり)
・メインは20代、オシャレ女子が多い。
・キャンペーン活用よりも、継続的な商品PRに向いている
上記特徴からキャンペーンの拡散やリーチ確保にはあまり向いていません。”オシャレで楽しい写真”を展開の切り口に、企業や商品のイメージアップ、見込み顧客の獲得などが期待できます。カタログやパンフレットの見せ方の延長ととらえてもいいかもしれません。
■LINEのキーワードは「オトク」と「スタンプ」
LINEのベースは連絡コミュニケーションツールであるため、他SNSとは少し毛色が違います。
・広告配信の軸はプロモーションスタンプとPR情報の配信(セグメント可)
・@LINEという企業アカウントの開設は安価で可能。ただし宣伝は自力。
・他SNSをやらない層への拡大アプローチが可能。
LINEの武器はスタンプです。スタンプを会話の中で使ってもらうことで、ブランド拡散を行なうことが出来ます。
一方で、@LINEや配信広告においては、”オトク”というテーマが引きになりやすく、クーポンなどのキャンペーンには使いやすいツールです。
表層比較ですが、ざっと挙げただけでも大きく違う4大SNS。
活用しようとしてる商材やキャンペーンの質を鑑みて、出稿先を選定ください。