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フェイクニュースがソーシャルメディアマーケティングに与える影響

扇情的な文言を使う企業は、長期的には信頼を失い、SEOに悪影響を及ぼす

フェイクニュースは、ソーシャルメディア時代における大きな社会問題です。新型コロナウイルスから大統領選挙まで、偽の情報が出回り、風評被害を生んできました。扇情的な文言でサイトにユーザーを集める目的で始められたものですが、誤った情報を共有してしまう等、企業が巻き込まれるケースも頻繁に見られます。豪メディアMedia Heroesが、フェイクニュースがソーシャルメディアマーケティングに与える弊害について解説しています。

サイトへのアクセスで広告収入を得ている企業にとって、扇情的な文言をソーシャルメディアで使うのは、簡単にサイトへの流入数を増やせるため、魅力的な手段に映ります。しかし、誤解を生むような表現に気付いたユーザーは、その企業を信頼しなくなり、結果としてSEO(検索エンジン最適化)にマイナスの影響を与えてしまうでしょう。

フェイクニュースの拡散に加担すると、その意図がなくとも、評判を落としてしまう

ソーシャルメディアマーケティングを行う企業は、信頼できるコンテンツのみを投稿するよう心がける必要があります。他社の情報を鵜呑みにして、噂や根拠のない報告を安易にシェアすると、フェイクニュースを広めたとして、会社の評判に傷をつける可能性があるからです。現代のインターネット環境を考えると、一度落ちた評判を取り戻すのは極めて難しく、その影響は長く続きます。投稿する前に事実関係を調査するようにし、フェイクニュース対策のプロセスを定義するべきです。

自社がフェイクニュースの標的になってしまうリスクもある

企業は、フェイクニュースによって全く身に覚えのない罪を着せられる可能性があります。情報が拡散されれば、日本中・世界中から的外れな批判を受けることになります。悪意のあるユーザーのコメントが続く場合、フェイクニュースである点を表明し、Webサイト上でのコメント機能を無効化する等の対策をとります。

まとめ
ソーシャルメディアマーケティングでは、信頼できる専門性の高いコンテンツを投稿するのが鉄則です。他社の情報をシェアする場合でも同様であり、誤った情報の拡散に加担しないようチェックする必要があります。いい加減な噂からは距離を置き、信頼性のあるブランドを築くようにしましょう。


参考資料
https://www.mediaheroes.com.au/insights/impact-of-fake-news-on-social-media-marketing-and-small-businesses/
著者:Takayuki Sato