2013
10.29
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ネット通販に関する消費者実態調査(2013)


今月の初めですが、公益社団法人日本通信販売協会が「ネット通販に関する消費者実態調査2013」を発表しました。
日本国内で、ネット通販とSNSの関係性を調査したもになります。
yahooの新しいe-commerce戦略が発表されたり、LINEのモール参入の広報があったり、amazonの劇的な侵攻があったり、目まぐるしく変わるe-commerce。
検索エンジンに頼り切っていた売り手と買い手のバランスが、SNSの浸透によってその行動パターンが少し変わってきたのが見受けられます。
消費者のネット通販利用方法は、どう変わるか?

過去1年以内にネット通販を利用した15歳~69歳の男女1000名(全回答者)に対し、
購入時に今後影響を受けやすいと思うSNSについての回答を求めたところ、全体の2割(20.8%)が
今後影響を受けやすいSNSがあると回答しています。特に10代女性では半数(49.4%)がSNSの影響力があると答えています。
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調査1

SNSの影響力ある、と答えた方々が、今後影響力があるとしたSNSは、
Twitter(48.1%)が最も多く、
Facebook(41.8%)、
LINE(27.9%)と続いています。

しかし、10代・20代の答えは少し違ってきています。
10代ではTwitter(68.1%)、
20代ではFacebook(53.3%)

という結果になっています。
調査2

■ネット通販の新形態に注目!「ソーシャルコマース」「個人間スキル取引」「キュレーション型販売」

●ソーシャルコマース
「ソーシャルコマース」とは、ソーシャルメディアを利用して商品やサービスの電子商取引を促進することです。
2011年1月にブーズ・アンド・カンパニーが公開したレポートによると、世界のソーシャルコマース市場(物品販売のみでサービス販売は含まず)は、2011年は50億ドルの見込みですが、2015年には300億ドルにまで成長すると予想されるそうです。
今までに、友達が「何々を買った!よかった!」という記事を見てほしくなったり、買っちゃったりしたことってないですか?
あの心理を利用したサービスです。
大きく分けて、2パターン。
ソーシャル内ソーシャル外でのコマース活動に分類されます。
ソーシャル内は、TwitterやFacebookでよく見かける「○○販売中 月末までに買えば更に10%OFF」なんかの投稿見たことがありますよね。
あれです。

ソーシャル外は、Pinterest、Sumally、FANCY、Origami、日本のポンパレに代表される、そしゃるプラットフォームで販売するケースや
また、ソーシャルグラフや共有機能を、ソーシャルネットワーク外で利用して、商品やサービスを販売することおその範疇に入ります。
よく弊社セミナーの事例でもお話ししましたが、リーバイスのオンラインショップ「Friends Store」は、Facebookと高度に連携する機能があり、友人が「Like(いいね!)」といっている商品を確認できます。
見ず知らずの他人の推奨でなく、友人の推奨を参考にしながら買い物が特徴ですね。

そういった「ソーシャルコマースを利用したい」と答えた方は、全体で23.5%、学生では39.2%となっています。

●個人間スキル取引
個人が持つ知識やノウハウ・特技などのスキルをネットで取引できる形態です。
先日私のFacebookでもご紹介した、「おっさん貸します。」もその一例。
「ファッションセンスの良いおっさんが、洋服選びに同行してアドバイスしてくれるサービス」を、時間単位でネットで購入出来るようです。

「個人間スキル取引」を利用したいと答えた人は、全体で20.2%。10代男性と20代男性で見れば、約30%になっています。
また、学生の利用意向を見ると、31.6%。
見ず知らずの人にでもその人のスキルや経験をお金を払って習得するという意向が垣間見れます。
また、Twitter・LINEユーザーの切り口で見ても、利用意向が高いようです。
現代の10代・20代前半のSNSゆーっざーにとって、非常に親和性の高い販売形態になるのかもしれません。

●キュレーション型販売
セレクトショップと頒布会を足して2で割った概念に近いのでしょう。
目利きのできる人や団体、専門家、などが、厳選して選んだものを定期購入出来る販売手法です。
現在の紙の通信販売でも、日本酒やワインなどでその買い物を楽しんでいる方々も多いのではないでしょうか?

●芸能人や有名人よりもやっぱり信頼のおける知人
ネット上で商品の購買を検討する際に、どんな情報を参考にするかという問いに対し、
「購入者によるおすすめ情報」69.8%
「ブログ、SNSなどでのリアルな友人知人によるおすすめ情報」46.0%、
「その道のプロによるおすすめ情報」37.3%、
「(ブログ、SNSなどでの)会ったことは無いが、自分と趣味が合う人によるおすすめ情報」36.2%、
「芸能人によるおすすめ情報」19.5%
となっています。

デバイスや情報取得方法が少し前とは変わりゆく今や、
今後は、更に深くターゲットとなる潜在顧客を想定し、どんな形や方法で情報を伝えていくかが、ネット通販の勝負になっていくと思います。

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