2015
09.08
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ライブ配信を利用したコンテンツマーケティング


モバイル端末の進化や通信回線の増強により、携帯端末の通信料の半分以上は既に動画が占めていると言われており、特に若年層にとってはモバイル端末による動画視聴が一般的になっています。

企業にとっても動画配信はテレビなどの既存メディアとは異なるユーザー層にリーチできるため、マーケティングに活用する動きが広がっています。録画した動画をYouTubeに公開する方法から一歩進んで、製品発表・株主総会・セミナーといったイベントをライブ中継することで、臨場感のある体験を広くオンラインユーザーに届ける手法も採用されるようになりました。

中でも生放送で映像を配信する「ライブ配信」は、自社でシステムを構築しなくてもプラットフォームを活用することで手軽に始めることができます。また、プラットフォームの特性によって利用するユーザー層が異なるので、商品・サービスに応じてプラットフォームを選ぶことが可能です。

Ustreamやニコニコ生放送などサービスは男性の利用者が多いのに対し、TwitCasting(通称ツイキャス)は女子学生が中心に利用していると言われています。また、LINE LIVE CASTは年齢・性別を問わず、幅広い利用者層にリーチすることができますので、こうした特性を利用しない手はありません。

例えばLINE LIVE CASTは2015年2月にロンドンで開催されたバーバリーのファッションショーをライブ配信することで話題を集めました。開催当日にLINE公式アカウントからメッセージを配信したり、バーバリーの特徴的なコートやマフラーを盛り込んだスタンプを配布したりと、ライブ配信を盛り上げる仕掛けを次々と繰り出していきました。こうした努力が実を結び最終的には8万人を超えるユーザーがリアルタイムでショーを視聴したと言います。

さらに、バーバリーはショーで発表した商品をEコマースサイトですぐに注文できるようにし、認知度獲得から商品購入に至るトータルな体験を提供することに成功しています。こうした一連の施策はEコマースを行っているサイトにとって参考になる点が多いのではないでしょうか。

ファッションショーのように大規模なイベントではなくとも、ライブ配信を利用したマーケティングはすぐに始めることが可能です。例えば、製品のデモを放送し、さらに、視聴者からの質問を受け付けて対話的な発表会にするといったようなことが考えられます。

ライブ配信コンテンツは視聴者との対話を通じて新規顧客の獲得や既存顧客との関係性を高める効果も期待できますので、コンテンツマーケティングの次のトレンドになる可能性を秘めていると言えるでしょう。
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著者:Takayuki Sato