「インスタ映え」主義から見える、企業プロモーションがインスタになじみにくい理由
いまや、超有名なSNS化したインスタグラム。
ビジネス開放もされ、様々な企業がインスタグラムでページを持ち、ソーシャルマーケティングに勤しんでいますが、あまり大成功の事例を耳にしません。キャンペーンや実績紹介などで、SNSの事例を見てもインスタを中心としたものをあまり見かけない気がします。
なぜか?
フォトジェニックな活動に焦点があたったり、「インスタ映え」という言葉を流行らせるほど、若い女性を中心に影響力の強いインスタですが、だからこその理由でなかなかマーケティング活用が出来きっていないように思います。
■インスタで成功するにはフォロワーを増やさねばならない
インスタで成功を収めるには、フォロワーを獲得していく必要があるのですが、他のSNSと違って、インスタの表現は「画像」です。つまり、「この人(会社)の投稿する画像を今後もチェックしていきたい」と思ってもらわなければ、フォロワーは増えないのです。
このハードルがなかなかに厳しい。
文章で誘引を図るのを中心としたTwitterやFacebookなどでは、どのようなメーカー、商品、サービスでも全方位的なアプローチが出来ますが、「ステキな写真」「面白画像」は出来るサービスが限られます。
例えばラーメン。
文字を軸にしたコンテンツであれば歴史や食べ方、シズリなど様々な切り口がありますが、
画像で表現する場合、魅力的なヒキになるのはせいぜい食べ方くらいなものです。
「インスタ映え」なる過当競争があるがために、企業側の対応ハードルも上がり、結果的にちょっと難しいメディアになってしまっています。
■画像は大変だけど、情報の新鮮さ重視は他のSNSと同じ
原稿を書くことと、写真素材を用意することではそれにかかる労力もまだ別です。
なのに、インスタグラムも他のSNSと同程度でタイムラインの中に消えていきます。
そのため、準備にかかる労力が、他のSNSに比べて高いにも関わらず、あっという間に情報処理されてしまうのです。
これだとやはり他のSNSを優先してしまいます。
もちろん、インスタとの相性がバッチリな企業も数多く存在します。
しかし、それ以上に相性の良くない企業も数多く存在します。
インスタ運用をご検討の方、他の手段はやりつくしましたか?
インスタプロモーションを行なう前に、他の手段についても議論してみてください。