サイトのスピード阻害要因を調べるツール
Googleの「PageSpeed Insights」というサービスをご存知でしょうか?
その名の通り「サイトの表示スピード」について分析してくれるツールです。
WEBサイトのURLを入れるだけで、スピードを阻害している要因があればそれについての改善点を表示してくれるのでとても便利なツールとして重宝しています。
このツール、以前はサーバーの応答時間やデータの圧縮状態など、単純にレスポンス速度についてのみ分析されていたのですが、新たにユーザーのエクスペリエンス(操作性や体験)についても診断してくれるようになりました。
表示スピードの調査なのに何故エクスペリエンスを分析するのかと言うと、例えばスマホでサイトを表示した時に、文字が大き過ぎたり画像が小さすぎて見づらい場合は、ピンチ(指先でつまむ)動作によって拡大や縮小して見やすい大きさに調整しなければなりません。
このように、ユーザーにとって本来不要な操作を強いることはサイトの体感速度を損なっている、という考えがGoogleにはあるようです。確かにサイトの表示速度がいくら早くても、ユーザー側で見やすい大きさに調整しなければならないのは本末転倒な気がしますね。
では、新たに追加された項目を見てみましょう。
■エクスペリエンスの診断項目
・viewport を設定する
・コンテンツのサイズを viewport に合わせる
・読みやすいフォント サイズを使用する
・タップ ターゲットのサイズを適切に調整する
・プラグインを使用しない
上記項目の分析結果を「修正が必要」「修正を考慮」「ルールに合格」の3段階に分けて、それぞれ該当する項目を表示してくれます。1、2番目に出てくる「viewport」と言うのは、スマートフォンやタブレットなどでサイトを見た時の表示領域を設定する要素のことです。
試しに弊社のCLOUDPLAYのサイトを調査してみたところ、エクスペリエンス項目でスピードを阻害している要因はありませんでしたが、このような表示になります。
このツールはPCサイトとモバイルサイトの両方について、スピードを阻害している要因をチェックすることができますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。