【記事制作のコツ講座】 挿絵の効果的な使い方と、目的別使い分け
自社でオウンドメディアを作成する企業は増えてきています。記事のライティングは外部のライターやクラウドソーシングを利用していくらでも安価に調達することができると思いますし、サイト自体の作成もSEやエンジニアの外注ですぐに制作することが可能でしょう。しかし、インターネットコンテンツにはどうしても必要不可欠な「挿絵」「イラスト」「写真」について深く考えたことがない方も多いかもしれません。実は時に文章以上に重要な役割を担うコンテンツ制作の挿絵について考えてみましょう。
■「文章は全部読まないけど写真は1秒で目にはいる」
たとえばスマートニュースやYahoo! JAPANなどでなんとなく記事を探している際、私たちは決してクオリティでどの記事をクリックし読むか決めているわけではありません。もちろん、中には「ライターの○○さんの記事だから」「この連載が楽しみだから」といった場合もあるかもしれません。しかし、大半の場合はそのキャプチャ画像のイメージで判断していることが多いのではないでしょうか。そのため、どんなに良い記事やコンテンツを制作したとしても、使用する挿絵や画像の誘因力が低いと読んでもらえないといったことも起こりうるのです。
■挿絵・画像の効果的な使い方とは?
それではどのようなことに気を付けながら挿絵や画像を選ぶべきなのでしょうか。最も理想的なのはその記事や連載、コンテンツなどに合わせて専用の写真を撮影したり、イラストなどを描き起こすことです。しかし、現実的ではありません。そのため、フリー素材サイトなどから適したものを選び使用しているという人がほとんどでしょう。
フリー素材でも悪くはありません。しかし、画像の選定への意識が低いと、前述のように「読まれないコンテンツ」になってしまう恐れがあります。できるだけ記事の内容に即したイメージでありつつも、写真として・イラストとして目を引くものが望ましいでしょう。同じ記事・ページ内では色味のテイストを揃えることでよりコンテンツの統一感が出ます。また、内容とあまりに無関係なイメージ画像を使用しているとそのコンテンツや記事自体の信ぴょう性まで疑われることになりますので、文章との整合性にも気を付けましょう。