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ライティング

コンテンツマーケティングの発想講座 <家篇>

コンテンツマーケティング実践編、今回のお題は「家を販売する」です。
家の購入というおよそ人生の中で最も高額な買い物には、コンテンツマーケティングはどんな価値を生むのでしょうか。届ける情報整理とともに紐解きたいと思います。

家の購入は価格やクオリティ、間取り、風通しや日当たりなど「家」自体が購入検討のTOP事項であるのは間違いないのですが、通常の商品購入に比べて、その他の様々な要素が購入に直接結びつきます。例えば、”住宅ローン”、”住宅環境”、”家族環境”、”教育方針”など。

様々な検討軸があり、どれも軽視できないことから、
「家」は、実はとてもコンテンツマーケティングが役立つジャンルなのです。

<いわゆる広告側での家販売のアプローチ>
まずは「立地」そして「価格」「仕様」。販売側のアプローチはほとんどがこの3点です。
そこからコミュニケーションワードとして挙がってくるのは
●利便性
「新宿駅まで電車で20分!」など、主に電車関連の情報がメインです。
●住環境
「精悍な住宅街」「自然と調和した小高い丘」など、そのエリアの雰囲気を表したキャッチ。
●近隣施設情報
便利な近隣施設などの紹介。教育機関や銀行、スーパーなどが挙げられます。

広告上はとにかく、その物件を主軸にアプローチが活用されます。
ただし、アピールしているポイントが本当にユーザーインサイトに対してプラスに働いているのか?
これはわかりません。ここを底上げするのがコンテンツマーケティングの役割です。

・何分で新宿まで行けると「いい立地」なのか
・精悍な住宅街に住むとどんないいことがあるのか?逆に賑やかだと何が悪いのか?
・どこから「近隣」扱いになるのか?何があるとどう便利なのか?

上記のような情報が事前に入った状態で見る物件広告はまるで違って見えます。本当の意味で物件広告を最大限に生かすためには、そこへ掲載している情報がそもそもユーザーにとってどれだけのプラス要素なのか?を見定める必要があり、かつその「プラス」の気持ちを底上げすることが重要です。

家はライフスタイルによって多種多様の価値観を持つ買い物ですので、様々な軸でコンテンツマーケティングを試してみてはいかがでしょうか。