Facebookリアクションで親近感を高める
「超いいね!」1年で3000億回利用されたFacebookリアクション
Facebookリアクションは「すごい」「ひどい」「悲しい」を含めた5種類の絵文字から構成されます。2016年の導入から約1年で3000億回利用され、ユーザーの投稿に対する強いエンゲージメントを示す指標と考えられています。マーケティング担当者にとっては顧客へのリーチを増やし、自社ブランドへの親近感を高めるツールとしてFacebookリアクションが利用可能です。デジタルマーケティング戦略の専門家クラーク・ボイドは、過去1年間Facebookリアクションを利用して明らかになった研究結果をまとめました。
ユーザーはFacebookを使って友人の近況を知り、コンテンツを見つけ、商品を購入するようになりました。このようなFacebookの使い方を考慮すると、怒りや悲しみを感じるものよりも、好ましいコンテンツをシェアする傾向が強いと推測できます。マーケティング担当者にとってはユーザーが好ましいと感じるコンテンツ、あるいはブランドを作成するのが重要な仕事となります。
流行や時事ネタを取り入れて感情的なリアクションを獲得する
流行している題材を盛り込んだ投稿はリアクションを集めやすくなります。そのコンテンツは多くの人の目に触れ、ユーザーは感情的な反応を示すからです。特に、議論を巻き起こすような内容は多くのエンゲージメントを集める傾向にあります。賛否両論が集まるため、よく計画した上で利用するようにしましょう。
リアクションを多く集めるためにはタイミングを考慮する必要があります。これまでで最も高いエンゲージメントを獲得したのはクリスマスだと言われています。イベントや祝日に合わせてコンテンツを準備すると高い効果が期待できます。
60%高いエンゲージメントを獲得した動画コンテンツ
動画は、静止画像に比べて60%高いエンゲージメントを獲得したという調査があります。作成には時間がかかりますが、動画は最も重要な資産だと言えます。
ユーザーが投稿をシェアしたいと思うのは、強い感情を抱いた場合か、シェアすると自分がより良く見えると感じた場合のいずれかです。そうでなければ、そのコンテンツは無視されてしまう可能性が高くなってしまいます。ユーザーの心理に敏感になり、コンテンツを作成する必要があります。
まとめ
Facebookリアクションはコンテンツ戦略の一部です。リアクションのデータを収集・解析し、コンテンツ戦略を改善するためのフィードバックとして取り扱うようにしましょう。
参考資料
https://www.searchenginejournal.com/facebook-reactions-brand-affinity/193541/
著者:Takayuki Sato