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コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングに求める「PR効果」ってなに?

コンテンツマーケティングは原則オウンドメディアの拡充とターゲットのファン作りのためのものです。そのため、他の宣伝施策と違い、あまりメディア(情報媒体)へのアプローチを考えないものが多いです。
一方で、ネタを掘り起こすことで、それが他のメディアで拡散されることもしばしば。では、コンテンツマーケティングでPRを狙ったときの手法ってなんなのか?考察していきたいと思います。

■情報メディアが求めているのは「新たな発見」と「面白そうなネタ」の両方!

コンテンツマーケティングは、自社ファンの醸成を目的としています。つまり、「狙った層にウケればOK」なのに対して、情報メディアは、より多くの人へ情報を届けることを目的としています。
もちろん、情報メディアも一定のターゲットを狙っているのですが、一企業のプロダクトと比べるとその範囲はとても広くなってきます。例えば、シリアルの場合、シリアルの食品メーカーは「シリアルを食べてもらう層」を狙いますが、シリアルの専門情報メディアはなく、「食」の中の一カテゴリーとしてシリアルを扱うのです。

では、そのような食の情報メディアでシリアルを取り扱ってもらうためには?
新たな発見と、誰が見ても面白そう!と思えるネタを提供することです。

わかりやすく言うと、
「メントスの新しい食べ方」をコンテンツとして拡充しても、なかなかメディアでは取り上げられません。
なぜなら発見はあるかもしれないけど、面白みが一目にわからないからです。一方で、「メントスをコーラに入れたらぶっ飛んだ」というようなコンテンツを作ると、新たな発見と、面白そうな(拡散が期待出来そうな)ネタに見えるのです。※メントスコーラは昔から周知のものなのであくまで例です。

■ポイントは購入者を意識しないこと

コンテンツマーケティングは、ブランテッドマーケティングの延長にあるため、なかなか自社の商品展開の枠を超えられません。
チキンラーメンが「お湯をかけずにそのまま食べましょう」という推奨はしないこととと同じです。その中で、ギリギリのラインをいきつつ、自社商品を購入してくれる人に好印象を与えることを一度無視して、不特定多数の人が「面白い!」と感じてくれるコンテンツを生み出せるかどうかが、メディアPRへ乗り込むカギとなります。

ただ、あくまでPR効果は付帯であり、コンテンツマーケティングのそもそもの特色ではありません。そちらに目が行き過ぎて、本流が破綻しないようお気をつけ下さい。