Facebookに向いてる商品、向いてない商品
Facebookのコミュニケーションは、オウンドメディアとはちょっと違うものです。Facebookに限らずSNS全般にも言えることなのですが、「タイムライン」という概念と、「ライトなエンゲージメント」がその理由です。では、どのような商品・サービスにマッチング性があり、向いている商品向いていない商品は存在するのでしょうか?
■向いているかどうかは、商品ではなくFacebookマーケティングへの期待による
ぼんやりイメージすると、メインのデバイスはモバイルだし、高単価商品やエリア性のあるテーマパークや商業施設なんかは不向きなのでは?と考えがちですが、そうとも限りません。
超高級車のランボルギーニは1200万人のFacebookファンを抱えており、オーナー・非オーナー含めコミュニケーションの場になってますし、大衆商業施設のららぽーとでは、Facebookを基点にした販促キャンペーンも行なっております。もちろん、投稿種別の幅や、エンゲージメント率などのスコアを見れば、低単価、高接触、マルチブランドの商材の方が高く出る傾向にはありますが、けして他のものがFacebookに向いていない=やらない方がいいとはなりません。
■ランボルギーニ Facebook
https://www.facebook.com/LamborghiniJapan/
■ららぽーと Facebook
https://www.facebook.com/lalaport.jp/
ズバリ、Facebookアプローチにおいて求めているマーケティングの中身によってその「企業」が向いているかどうかが決まると考えられます。Facebookのコミュニケーションは、”常に””末永く”顧客とリレーションを図っていくことにあります。そのため、短期的に売上を求めるような戦略をとっている場合は参入することにメリットはあまりありません。むしろ、Facebook広告を入札式に展開した方がよっぽど効果が見込めます。
※Facebook広告は企業アカウントと違い、SEMの部類に入る上に、かなり優秀なCV効率を誇ります
ブランドをしっかり組み立てて、お客様と中長期的なお付き合いを念頭に置いている戦略をとるならば、Facebookとの相性は良いといえます。一方で、短期的な「成果」を念頭に顧客の刈り取りを第一優先とする戦略をとるならば、Facebookへの参入は控えて、他の施策へ投資をした方がよいでしょう。