Facebookを立ち上げるなら会社?商品?それぞれのメリットデメリットまとめ
Facebookページを立ち上げる時に、まず悩むことは「企業アカウント」にするか、「商品アカウント」にするかの選択ではないでしょうか?会社の組織体、推進している事業部にもよりますが、SNSは自社サイトを本店とするならば、いわば支店のようなもの。あまり適当には運用することは出来ません。企業と商品、どちらを主語にするかで生まれるメリット・デメリットをまとめます。
■企業アカウントは総力・コスト面で優れるものの、やや浅くなる
企業アカウントにした場合、商品問わず投稿を出来るため、多くのファンを獲得する上では裾野が広いアカウントとなります。投稿幅も格段に広くなり、極端な話ブランド・商品に限らない投稿(社内事情など)も行なうことが出来るのです。ただし一方で、様々なターゲットを見据えた商品ラインナップを扱っている場合は、濃度が薄くなるため、本来のファンがあまり来ない、ということにもなりかねません。運用は1アカウントでスムーズであり、社内リーガルチェックや運用コストもおさえることができます。全日空や佐川急便、JRのような、サービスと企業が直接リンクし、1分野での勝負をしている会社であれば、企業アカウントで行なうことが望まれます。
■商品アカウントは、完全にブランド世界観を演出できる一方、労力がかかる。
商品アカウントの場合は、その1商材に関することに集約されるため、あまり拡がりはありません。しかしながら、1商品で行なうからこそ、ブランドサイトのような、トンマナの揃ったアカウント運営をすることが出来ます。購入を意識したユーザー獲得を目指すのであれば、商品をメインとしたアカウント運営が望まれます。
■単純に投稿頻度で決める
このように、それぞれメリット・デメリットがありますが、その選択をまずはシンプルに「投稿頻度」で決めてみるのも一考です。1ブランド1商材に絞った際に、運用や商品の関係で投稿回数が著しく少ない。という環境が生まれると、エンゲージメント以前にそもそも集客が困難です。その場合は企業アカウントに統合して、隙間で情報発信していくのがよいでしょう。逆に投稿頻度がある程度多い状態(週2回~程度)の場合は、商品アカウントを立ち上げて、独立ブランドアカウントの方向を維持するのがよいでしょう。