2015
09.14
0914wide

コンテンツを再利用してROIを高める方法


コンテンツマーケティングのパイオニア、米Content Marketing Instituteによる最新のレポートでは、コンテンツマーケティング担当者が抱える課題の上位に

「魅力あるコンテンツを作る事(54%)」
「コンテンツを継続的に作る事(50%)」
「多様なコンテンツを作る事(42%)」

などが挙げられています。

こうした課題への対策として、一つの優れたコンテンツができるだけ多くの顧客の目に触れるように「コンテンツを再利用する」という考え方が提示されています。

特にあまり手間をかけずにコンテンツを再利用する方法として、タグを利用することが推奨されています。タグとは本来、値札や付箋を意味する言葉であり、Webマーケティングにおいては、記事に特定のキーワードを紐づけることでサイトの中からコンテンツを検索しやすくする方法を指します。

コンテンツ再利用の観点から見ると、タグを設定するメリットは、ある記事に関連するコンテンツが自動的に一覧化できる点にあります。例えば自動車についての記事を多数掲載しているWebサイトの場合、いくつかの記事に「BMW」のタグを付けておくと、あるBMWに関する記事を読んでいる訪問者に対して、同じBMWのタグが付いた他の記事をお勧めすることができるのです。

タグの設定を行う前にはWebサイトの構造をよく考慮する必要があり、サイトのメニューとは異なる分類を行うことがポイントです。例えばメニューで「自動車」というメイントピックと「エコカー」「スポーツカー」といったサブトピックを用意しているのであれば、タグは「カーナビ」「ペットとのドライブ」といった異なる切り口で分類しておくと、コンテンツを再利用する効率が高まります。

WordPressを始めとしたコンテンツ管理システムではタグの設定機能がサポートされているので、記事に適切なタグを設定しておくだけで、過去に作成した優れたコンテンツが読まれる機会を増やすことができるようになります。

タグの他に少ない労力でコンテンツを再利用する手法としては、リパーパス(Repurpose)という方法もあります。

リパーパスとは「もう一度目的を持たせる」という意味合いがあり、一度作成したコンテンツを別の目的で使用します。ブログを電子書籍という異なる媒体に掲載するのは良く見られる代表的な方法で、その他にもインフォグラフィックを動画コンテンツをにするなど、無数の組み合わせが考えられます。

また、過去のコンテンツに最新情報を追加したり、要約したりすることで、無料コンテンツを有料コンテンツにすることも可能です。B2Bサービスのように複数の意思決定者が存在する場合、経営層向けのコンテンツを担当者向けに再編集するといったような方法も考えられるでしょう。

このようにタグやリパーパスなどの手法を活用してコンテンツのROIを向上させるトレンドは、今後も続いていくのではないかと思います。
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著者:Takayuki Sato