インフォグラフィックを作る時の注意点
直観的に情報を伝えることができるインフォグラフィックは、コンテンツマーケティングを行う上でも特にインパクトがあり、注目度も高まりやすい手法として知られています。
しかしインフォグラフィックをコンテンツに取り入れようとしたのは良いものの、あまりユーザーの心に響かず失敗に終わってしまうケースもあるため注意が必要です。そこで、今回はインフォグラフィック作成時のよくある失敗例とその対策をご紹介します。
■時系列型のインフォグラフィック
インフォグラフィックのよくある形の「時系列型」で見せるときによく陥りがちな失敗として、単なる年表になってしまうというパターンがあります。
インフォグラフィックは情報を分かりやすくするために図表化するのが基本ですが、年表にただイラストや写真を盛り込むだけでユーザーに伝わりやすくなる訳ではありません。例えば細かい事柄がびっしり書かれたような複雑な年表はできれば見たくないのがユーザー心理というものですよね。分かりやすく事象をアイコンやピクトグラムで表現し、文字情報はできるだけ数字で表するなどの工夫をするだけで、見づらさを軽減することができます。
ピクトグラムとは、文字の代わり情報を伝えるための図形や絵文字などのことで、非常口やトイレを示すものなど多くのピクトグラムを施設や駅構内などで見かけることができます。何を表しているのか直観的に把握しやすいので、ピクトグラムや数字だけで構成されているインフォグラフィックなどは、他の言語圏の人が見ても直観的に理解できる可能性があります。
■情報を盛り込みすぎる
インフォグラフィックは多くのリンクを集めやすいという特徴があります。アイコンやカラフルな色使いなどによって見た目的なインパクトがあるので、人の興味を惹きつけやすく多くの人に見てもらいやすい下地が整っているのです。
しかし、インフォグラフィックを実際に作ってみるとなかなか難しいもの。興味を惹きつけることばかりにこだわってしまったり、伝えたいことが多すぎて情報を盛り込みすぎると、図形は大きくなってしまう一方です。これではせっかくユーザーに見てもらってもインフォグラフィックの中身をじっくり読まなければならないので離脱が多くなってしまいます。例えば一つのインフォグラフィックで表現するのは3つの要素までに限るなど、あくまでぱっと見てわかるコンテンツづくりを目指したいものです。
効果的なインフォグラフィックを作るには、ユーザーにとって「分かりやすい」という事をシンプルに意識するだけで、今回挙げた失敗例のような要素を減らすことができるのではないかと思いますので、ぜひ試してみてください。