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コンテンツマーケティング実践講座 【人材エージェント】編

コンテンツマーケティングの発想講座実践編。今回のお題は「人材エージェント」です。

人材エージェントとは、正式には「有料職業紹介事業所」と呼ばれています。人材のスキルや職歴を元に、転職者の希望する企業をご紹介、逆を言えば、企業の希望するスキルや職歴を持っている人材を企業にご紹介。つまり、求人に関するビジネスマッチングを行う職種です。

そんな人材エージェントに欠かせないのは「求人情報希望者」と「求人依頼社」です。通常の商売と異なる点は、双方ともに「顧客」であり「商品」だということです。ただし、「求人依頼社」は、複数のエージェントに依頼を出すケースが多いため、指名性が問われるのは、求人情報希望者の方と考えられます。

サービスへの指名を頂く=そのサービスが好き=サービスのファン=コンテンツマーケティングでの囲い込みが必要。

というわけで、ターゲットは「求人情報希望者」すなわちBtoCで考えます。

■ファンと利用者のモチベーションの違いは認識すべき。

人材エージェントにとってのファン作りの狙いは「第一想起」です。つまり、自分が転職を迎える際に、連想するサービスの中に入っていればOK、というわけです。ただし、利用者は状況的に切実であり、何より実利を優先します。そのため、ファンでいるとき(非利用時)と、転職活動時(利用時)はサービスに対するスタンスは大きく異なるのです。コンテンツマーケティングは、前者のファンを増やすために活用するよう意識しましょう。

■内容は有職者全般が興味を持つ内容を。

人材エージェントで必要なのは先述の「指名性」ともう一つ、「需要の掘り出し」。つまり、転職意欲の想起です。コンテンツマーケティングではこの2点を中心に行うとよいでしょう。使い勝手のよいコンテンツは、「あなたの年収査定」です。集めてきた企業データを元に、toC向けに市場価格を提示するコンテンツ。これに興味がないユーザーはいないでしょう。

このように必要なのは、あくまでフラットでありながらも、普段の情報社会ではリーチしないような「ちょっと気になる」情報の提供だと考えられます。
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