コンテンツマーケティングをプレゼンに生かす方法
コンテンツマーケティングは、なまじ”万能薬”のように広がってしまったために、事業主の意識として「とりあえずやってみよう」という考えに結びつきやすくなっています。
一方で、オンラインマーケティングにまだ疎い企業では「そんなまわりくどいことをやって、いくら儲かるんだ」なんて会社も。そんな様々な解釈・期待を持つ企業相手にコンテンツマーケティングを提案するにはどうすればいいでしょうか?
今回はコンテンツマーケティングのプレゼン方法をご紹介します。
コミュニケーションのプレゼンテーションでは、オリエン次第でどの方向にも向かっていくため、一概に方程式はないのですが、ことコンテンツマーケティングにおいては2通りの提案手法があります。大きく分けると「クライアントのオリエンテーションにコンテンツマーケティングが望まれているか否か」です。
★コンテンツマーケティングが望まれている場合
この場合、大半はすでに商品に歴史があるか、マーケティングが熟している可能性がとても高いです。
そのため「コンテンツマーケティング」という単語を概念として使うとマイナスに働く可能性があります。何故ならコンテンツマーケティングはあくまで手法の総評であり中身について触れていないからです。それよりも、●●という課題と■■という仮説があり、ターゲットは△△を望んでいる~などの背景が正確であることの方が重要視されます。結果として、提案内容がいわゆるコンテンツマーケティングであったとしても名称としてコンテンツマーケティングを出さない方が賢く見えます。
一方で、ただただ理由もなくコンテンツマーケティングを盛り込んでほしいというオリエンもあるかと思いますが、これも同様にコンテンツマーケティングという単語を使わない方が結果として説得力のある提案になります。
(オリエン返しをしていない風に見えて、実はしっかり叶えているように見える)
★コンテンツマーケティングが望まれていない場合
こちらの状況では、商品の訴求をしっかりと、という意味合いが含まれますが、その視点のクライアントに対してはあえてコンテンツマーケティングというワードと戦略を出した方が良い場合があります。
コミュニケーションのプレゼンで必要とされる要素の一つに「驚き」があります。
先方が考えてもいなかったことを提示する。この場合は逆にわかりやすく「なんなのか」を示した方が理解のスピードが早まります。
もちろん、どのような場合においてもコンテンツマーケティング!と言えばいいものではありません。
「今回はテレビを使いましょう」「口コミを狙ってソーシャルプロモーションをやりましょう」「ターゲットを絞ってターゲットメディアに展開しましょう」「体験型プロモーションにしましょう」「コンテンツマーケティングでいきましょう」
これらは全て”手法・アウトプット”です。
そこに至るまでの戦略が軸足そっていることが大前提であるのは言うまでもありませんが、
ほんの少し提案の仕方をアレンジするだけで、伝わり方が変わりますので、是非とも自分の提案資料を一度見返してみてください。