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Youtubeのようなビッグビジネスになるか?FacebookのAd Breaks

2017年にFacebookが開始した動画内ブレイク広告「Ad Breaks」
リアルタイム配信を行うFacebookライブにて、一部利用者限定で挿入することができるようになっています。

動画広告は基本設計が2パターンになっています。
①プリロール広告:Youtubeに代表されるような、動画再生の前に広告が表示される動画広告。
②ミッドロール広告:動画の途中で広告が表示されるタイプ。

Facebookではプラットフォームとの親和性という意味からミッドロール広告を採用(=Ad Breaks)。
Facebookライブに挿入される広告もミッドロール広告となります。

Ad Breaksは、ライブ配信中に文字通りブレイクを挟んで最長15秒の広告を流すことができます。現状Ad Breaksを挿入できる配信者は厳密に限定されており、いくつかの条件を満たす必要があります。

ライブ配信は、通常の動画に比べて平均3倍の視聴者となり、コメント数は10倍にも上ります。そのため、このライブ配信に広告を流すことは非常に有効な手段となり得る上、配信者を限定することでその信頼性や安全性が担保されるのです。

まだテスト段階ということもあり、例えばライブ配信面だけ指定して出稿したり、ライブ配信されている内容を広告主もFacebookも認識できないため、ブランドを棄損する可能性がある配信内容の際に、広告が表示されてしまう可能性もゼロではありません。

発展途上でしょうが、これからの可能性を非常に秘めている配信面といえるでしょう。

■これからのAd Breaksの可能性

ミッドロール型の挿入動画広告の良さは、ひとえに「コンテンツ視聴”途中”」のユーザーへアプローチできることです。WEB広告には、誤クリックをはじめとする早期離脱の計測が多く、無駄なリーチを重ねてしまう傾向にあります。ミッドロールではそのようなアプローチミスがあまり見受けられず、一つ一つの数字の価値が高いものと考えられます。(映画本編前に流れるシネアドはあまり覚えていないけど、幕間に放送されるCMは覚えている、みたいなイメージ)
ただし、CMが強制視聴になることはコンテンツの価値を下げる可能性も含んでいます。うまく価値維持をしながらマーケティングツールとしてのクオリティを高めていくことが今後の課題といえます。
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