2017
03.16
15-1

コンテンツマーケティングはどうなるのか、キュレーション騒動からみる今後


キュレーション騒動が2016年末に話題となりました。
ある程度議論がなされ、報道が落ち着いた今だからこそ改めて振り返ってみたいと思います。多くのキュレーションメディアで、著作権についてあまり理解がないライターを使って記事を集め、編集部は記事内の画像の著作権や文章の無断転載や盗用を黙認していました。ライティング業務の多くはクラウドアウトソーシングで仲介され、短時間で多くの記事を二束三文な値段で書かせられることが多くあったようです。

リテラシーが高く、きちんと事実を調べ、良い文章を書くライターは、あまりにも安い仕事は受けません。そのため、質の高い記事を発注したい際には質に応じた額を提示することが必要となります。今はこのような「記事」に対する著作権のチェック・真偽の検証がこれまでよりもいっそう厳しくなっているため、 メディアコンテンツホルダーは良いライターを確保し、囲い込む必要があります。

一方で、ライターだけではなく編集部もコンテンツのチェックを一層厳しくせねばなりません。実はこちらのケアの方が、今回の騒動を受けてもっとも重要なことだと考えます。今回の騒動では、ライターが画像や文章を盗用しているので編集部は責任を負わなくとも良い、とする意見もありました。しかし、騒動になってからではメディアの価値がなくなってしまいます。事実、閉鎖に追い込まれる・記事の相当数を削除する、など、多大な実害をこうむっているのはメディアであり、矢面に立つのは運営している企業、編集部なのです。

メディアの真の価値を維持していくために、編集部もコンテンツに対し責任を負っていかなくてはいけません。メディアの編集部が 記事の画像や文章が盗用されていないか確認し、記事の品質管理に注力していくべきです。もし今まで品質管理の体制がなく、これからもできない場合には一度更新を止めてみるべきでしょう。
もしも権利侵害が見つかってしまい、チェック体制がないことが外部に知られてしまえば、メディアの信用を失い、情報を伝える力がなくなってしまうからです。
使っても問題ない記事かどうか判然としないなかで更新を続けることは非常にリスキーです。

多くのコンテンツメディアが、数えきれないほどのボリュームのコンテンツを日々必死で運用していることは百も承知ですが、
今回の事件を一つのきっかけととらえ、体制の見直しやライターの見直しなど、コンテンツ運用の見直しを図ってみてはいかがでしょうか。
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