【記事制作のコツ講座】 やさしく、少なく、つつしんで。
一般的なWEB記事を作る時、表現はどこを気にするのがいいものでしょうか。今回は、記事制作のコツとして「やさしく」「少なく」「つつしんで」をご紹介します。
■やさしく = 表現はやさしく
WEB記事を書くときに気をつけるべきポイントは、表現をどれだけやさしく書けるか、です。
人とのコミュニケーションの中で、「ほんとはそんなつもりなかったのに」と思いながらも誤解をされてしまうことはありませんでしょうか?そして、その誤解を生んだ現場はメールやLINEだったりしませんでしょうか。
文字は、その文字だけで解釈されてしまい、自分が込めた想いとは別のとらえ方をされてしまうことがあります。往々にして、その原因は、心情や前提を入れない説明不足から生まれることと、端的な表現にあります。
例えば、奥様からの「今日晩御飯いる?」という連絡に対して、
「いらない」
「いらないよ」
「いらないよー」
旦那としての回答はどれが一番やさしく見えるでしょうか?
表現はささいな内容から誤解を招きます。出来るだけ丁寧に優しい表現を心がけることが重要です。
■少なく = 接続詞は少なく
文を接続詞でつなぐことで、意図が読みにくい原稿になります。日本語は結論を先に言わない文法なので、センテンスを区切らずに進めてしまうと読解が困難になります。面白い原稿は区切りの強弱が上手なものがほとんどなのですが、慣れないうちは難しいものです。長文作るくらいならば箇条書きの方がまだ読みやすい、とお考えください。
■つつしんで = 過剰な敬語はつつしんで
表現をやさしくしようとするあまり、想いを伝えようとするあまり、過剰な敬語を入れてしまう場合があります。
・なんでも「お・ご」を頭につける
・全箇所敬語を入れることで半分以上が敬語の文章になる
上記の対応をしてしまうと、逆に敬語を知らないと思われてしまい、かつ文章が非常に読みにくくなります。WEB記事を見る側からすると、得たいのは本筋の情報であり、「文字を読む」のはそのツールでしかありません。
いかがでしょうか。
とても細かな部分ではありますが、ちょっと気を抜くとすぐ忘れてしまいがちなポイントです。今一度ご自身の原稿を振り返ってみてください。