ブランディングとコンテンツマーケティングを理解する
企業の商品戦略において、”ブランディング”は欠かせません。機能でも印象でも、その商品に対してのイメージや評価は必ずついてくるものです。
・・すごいらしいけど、なんかダサいなぁ。
・・高いんだけど、そんなに持っていたいとは思わないなぁ。
こう思われていたら損ですものね。
ブランディングの推進においてコンテンツマーケティングが叫ばれることがありますが、商品のブランディングとコンテンツマーケティングは実はとても遠いところに位置します。それぞれの意義や目的をしっかり解釈して、連携できるよう運用していくことは非常に大事です。
シンプルに言えば、コンテンツマーケティングの役割は「ターゲットに有益な情報を伝えることで企業・商品のファンになってもらうこと」です。一方ブランディングは「商品の機能・世界観・提供価値をもってファンになってもらうこと」です。
これは大きく違います。
ブランディングが出来ていて、コンテンツマーケティングを行っていなくてもファンは増えますが、コンテンツマーケティングを展開していてもブランディングが出来ていないとファンは増えません。
例えば恋愛において、ブランディングを「自分のスペック・ステータス磨き」と置き換え、コンテンツマーケティングを「自分のスペックの市場価値向上」とします。
テーマを「お金持ち」としましょう。
お金持ちの人はモテます。そのお金持ちがもたらす様々な”いいこと”を広めれば、よりモテるでしょう。
しかし、お金持ちがもたらす”いいこと”を広げたとしても、自分がお金持ちだと理解されなければ全くモテにはつながりません。
つまり、「自他ともに認めるお金持ち!」という評価を周りが持っていないと、コンテンツマーケティングはただのお人よしな情報提供者になってしまうのです。
コンテンツマーケティングを実践する前に、ターゲットは自分たちのことをどう思っているのか?今後どう思われたいのか?
をもう一度考えてみてください。