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オウンドメディア

キュレーションサイトの未来予想

バズフィードの日本語版が正式にオープンして注目を集めましたが、キュレーションという単語がネット業界の流行キーワードとして急浮上してから数年が経ち、市場には大小さまざまなキュレーションサイトが登場しました。

Antenna|キュレーションマガジン
http://antenna.jp/

nanapi |生活の知恵があつまる情報サイト
http://nanapi.jp/

MERY [メリー]|女の子のためのキュレーションメディア
http://mery.jp/

RETRIP [リトリップ]| 旅と世界のキュレーションメディア
http://retrip.jp/

イベントー| イベント情報キュレーションサイト
http://evento.jp/

バズフィード|ニュースやエンタメなど総合キュレーションメディア
http://www.buzzfeed.com/?country=ja-jp

しかし、既にネットに公開されている記事を再編集してキュレーションするコンテンツ制作は、参入障壁が低い反面、2014〜2015年にかけて乱立したため、個々のサイトの情報価値が下がってしまうという現象が起きはじめています。最近はどのサイトにもどこかで見たような記事が載っている、という感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうした状況の中、キュレーションサイトには大きなトレンドの変化が起きつつあります。

これまでのような既存ネタの使い回しや、ユーザーが投稿した記事を切り貼りするのではなく、編集の視点や魅せ方やライターのネームバリューなど、サイトのオリジナリティを付加したコンテンツを作るようになってきました。

その結果、ターゲットを絞ってカテゴリーに特化したキュレーションメディアが増えたため、広告主にとっては特定のカテゴリーに反応するユーザーをセグメントして広告を出すことができるので、優秀な出稿先メディアとなります。これらのカテゴリー特化型コンテンツは専門知識やオリジナルの情報を提供しているため、コンテンツの質がとても高く読者にとっても読み応えがあります。それによって、ユーザーとのエンゲージメントも深まっていくと考えられます。

さらにこれからは、既存のキュレーションサイトのような機能は「Google」や「Facebook」や「LINE」などのプラットフォームとして成功しているプレイヤーが取り込んで行き、それ以外の小さなサイトについては、良質なオリジナルコンテンツを発信し続けるサイトだけが生き残るとも言われています。

誰もが「効率よく情報を摂る」ことに慣れてしまった未来は、単純な効率性よりも実用性や独創性を重視した、オリジナルコンテンツメディアに注目が集まる時代になるでしょう。
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