「リプライマーケティング」を使ってユーザーとの距離を縮めよう
あからさまなAIなどによる自動返信だと、なかなか次のアクションまでつながりにくいもの。そこで今回は、ニーズに応じてやりとりを行う「リプライマーケティング」という手法についてお伝えします。
リプライマーケティングとは?
リプライマーケティングとは、Twitter上の何らかの困りごとや探し物に関するユーザーのつぶやきに対して、「こういうサービスがありますよ!」と個別にリプライをし、サービスの認知・利用につなげる方法です。従来型の広告と違い、むやみに情報を羅列するのではなく、ニーズに対してピンポイントな提案ができます。
まだ認知が浅いサービスに関してもアプローチしやすい点が特徴になります。例えば、具体的なものAを探しているユーザーに対して、A自体の提案もできるし、Aの代替になる新しいサービスを紹介することもできます。
リプライマーケティングの注意点3つ
主な注意点は以下の3点です。
1.キーワードに関してつぶやいているユーザー全員へ自動リプライをしない
自動返信ではなく、ユーザーごとに適切なコミュニケーションを取りながら、最終的な提案につなげた方が得策でしょう。実際に、自動返信をして炎上した例もあります。「UCCのTwitterBot炎上事件」
2.ユーザーのツイートは前後も確認しニーズや拡散力をチェック
そのユーザーがTwitter上でどのような人物なのかを確認しましょう。例えば頻繁にツイートを利用しているか、拡散力はあるのか、ニーズはどのくらいか、といったことを踏まえて見ていくことが大切です。
3.アカウントを自動bot化させず、生きたコミュニケーションを意識する
ただの返信、提案アカウントではなく、中に人がいることが分かる、生きたアカウントであることを心がけましょう。
広告臭が少ないところが受け入れやすさ
正直、広告枠に表示される「おすすめ」には辟易しているユーザーも多いはず。しかし、このリプライマーケティングであれば、ユーザーのニーズを汲んだ上でやりとりをしながら提案が行われるので、受け手側の抵抗感が少なくなるというポイントがあります。一律で機械的な提案ではなく、自分に直接投げかけられる新しいサービスに、興味を示す人も多いのではないでしょうか。