Googleのオーサーランクにどう備えるか?
SEO(検索エンジン最適化)は長らく内部施策と被リンクが重要視されてきましたが、今後、新たに著者の評価も考慮して検索順位が決定されるようになるのではないかと言われています。
これはウェブサイトのコンテンツを内部施策や被リンクの数だけで評価するのではなく、記事を書いた著者がどれくらい信頼性があるのかという要素を評価基準に加えるもので、SEO業界の関係者の間ではオーサーランク(Author Rank)という呼ばれ方をしています。
ところで何故このオーサーランクがGoogleの検索順位に影響を与えそうだと考えられているのでしょうか。
検索エンジンで検索する場合、目的のページに辿り着くまでひとつひとつ検索結果のタイトルや説明文を見たり、あるいはサイトに移動してコンテンツの内容を確認していかなければなりません。なかなか思うようなページに辿りつけない場合、この作業は結構な負担に感じますよね。
一方、検索したキーワードの分野で評価されている人が書いた記事は、そうでない人が書いた記事と比べると有益な情報を得られる可能性が高いと考えられますので、上記のような手間を考えると参考程度にでも読んでみたいと思う人が多いのではないでしょうか。
その結果として検索する時間の短縮に繋がればユーザーの利便性が高まりますし、検索結果の上位に関連性の低いコンテンツが出てくることは現在よりも少なくなる事が期待されます。
それではコンテンツを提供する側は、このオーサーランクにどのように対応したら良いのでしょうか。
Googleがオーサーランクの採用を名言したり仕様を公開している訳ではないので推測になりますが、Googleのサービスを通じてサイトの著者情報をGoogleに提供しておくことは有益だと考えられます。
具体的にはGoogle+のアカウントを取得してプロフィールをコンテンツにリンクさせておくことです。
Google+はGoogleが開発しているソーシャルネットワークですのでGoogleに情報を伝えるにはうってつけですね。
設定方法はこちらを参考にしてください。
また、+1やコメントをもらったり、サークルに登録されたりする事が著者に対する評価として扱われる可能性も十分に考えられますので、Google+でユーザーにとって有益となりそうなコンテンツを積極的に投稿していくことも必要でしょう。
現在Googleは、著者情報を「in-depth-articles(詳細記事をハイライト表示する機能)」だけに使用していることを明言していますが、いずれは検索順位を決める評価指標に採用される可能性がありますので、今のうちから対策をしておいた方が良さそうです。