企業の期待を背負った注目のゆるキャラ10選
滋賀県の「ひこにゃん」奈良県の「せんとくん」など、一時期は大きな盛り上がり見せていた自治体の「ゆるキャラ」。全盛期ほどの話題性はないですが、火がついたときの拡散パワーに魅力を感じている人たちが、いまだに日本全国で個性豊かな新キャラを生みだし続けています。
ゆるキャラの魅力は、多くを語らずとも名前や見た目によって直感的に地域の特徴を伝えることができる優秀なコンテンツであることと、その可愛さゆえに無関係であった人たちとの接点になってくれるところにあります。
一連のゆるキャラブームを経て、今では自治体だけでなく民間企業でも「自社キャラ」を公表しはじめています。そこで今回は特に気になるキャラたちをご紹介したいと思います。あなたの目で、キャラ開発の可能性を見極めてください。
1. おっ!サン
兵庫県サンテレビジョンのマスコット。40歳独身、ギャンブル好きで盲牌が得意なヒゲのオッサンが、サンテレビジョンの未来を明るく照らします。
http://sun-tv.co.jp/oh_sun
2. バブルくん
カビキラーなどのクリーナー商品を販売しているジョンソン株式会社の公式キャラクター。カタチも配色も、あの国民的RPGに出て来る回復系モンスターと偶然の一致ですが、確かにトイレはぴかぴかになりそうです。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002384
3. ボイスマン
「NHKはオモロない」「NHKは見ない」といった声に危機感を感じたNHK大阪放送局が、視聴者に親しみを持ってもらうために作られた全身タイツ人間。逆に近寄れません。
http://www.nhk.or.jp/osaka/voice/about/
4. やる気なし男
ソフトウェア会社のルクレが作ったキャラクター。お餅の化身で、やる気がないけど、イタズラ好きで活発と設定が微妙にブレてますが、LINEスタンプは人気の様子。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002665
5. わらび舞妓ちゃん
よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する、わらび餅と舞妓を合わせた京都のマスコット。中身が透けていますが、見て見ぬフリをするのが大人です。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002831
6. プロくんパンちゃんガッくんスーちゃん
一回で覚えてもらうのはかなり難しそうなネーミングですが、香川県にある日本プロパンガス株式会社のPRキャラクターです。プロパンガスのボンベを模した個性的なキャラクターですね。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002889
7. 板莉アンジェラ
一見、アニメのフィギュアなのかと思ってしまいますが、栃木のアイスクリーム屋「ジェラートの丘」のマスコットキャラクター。お喋りもできるそうです。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000835
8. ラブちゃん
ゆるキャラブームがガソリンスタンドまで波及していることに驚きです。吉田石油店のマスコット。俯瞰したときのフォルムとピンクの色合いが際どい、二度見必至のキャラ。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002364
9. にじりん
虹を連想させる札幌市児童会館・ミニ児童会館のマスコットキャラクターですが、完成度が高いデザインが目を惹きます。もはや「ゆるキャラ」というカテゴリーではないかもしれません。
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002903
10. リニー君
そして今一番注目されているゆるキャラ界の新星。TV番組の出演をきっかけに「這って進む」気持ち悪い動きがブレイクしています。リニア中央新幹線の新駅誘致を推進する奈良市のキャラクターですが、さすがに非公認のようです。
http://matome.naver.jp/odai/2144055215925795201
個性豊かなゆるキャラたちを紹介してきましたが、企業の公認キャラが多く見られましたね。しかし実はメディアなどでよく登場しているのは、千葉県船橋市非公認の「ふなっしー」をはじめとして、茨城県非公認の「ねばーるくん」、奈良県非公認の「リニー君」など、非公認キャラが圧倒的に多いのです。
企業や自治体の「公認」という看板を背負ってしまうと、コンセプトや表現に超えられない一線が出来てしまうのかもしれません。非公認キャラを脅かすような注目を集める公認キャラの登場に期待したいですね。