2017
02.28
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自社メディアなし。分散型メディアを実践している「Nowthis」とは?


コンテンツマーケティング戦略といえば、コンテンツを蓄積しアクセスをストックで増やしていくことが一般的な考え方ですが、分散型メディアの「Nowthis」はこれと全く真逆のことをして成功を収めました。今回は、この「Nowthis」について詳しく取り上げたいと思います。

分散型メディア「Nowthis」って?
「Nowthis」とは、短い(数十秒〜1分程度)動画コンテンツを定期的に発信するニュースメディアです。2014年末には、4000万ビュー突破と、有名メディア「BuzzFeed」を追い越すまでに急成長を遂げたものの、突如、本サイトを閉鎖し、それぞれのSNSで発信をする方向に舵を切ったことで話題を呼びました。サイト自体にコンテンツをアップすることはなく、あくまでサイトにはSNSのリンクのみが掲載されています。

このNowthisのサイトのトップに掲載されている言葉に、新しいWebサイト運用に対する強いメッセージを感じ取れます。

HOMEPAGE.EVEN THE WORD SOUNDS OLD.
(ホームページなんて言葉はとうの昔の言葉です。)
TODAY THE NEWS LIVES WHERE YOU LIVE.
(情報はもうあなたのすぐ「そば」にあります)

NOW THIS ホームページより

分散型メディアのメリット・デメリット
分散型メディアにもメリットとデメリットがあります。

メリット
・運用コストがかからない
・検索アルゴリズムにPV数や収益が依存しない

デメリット
・それぞれのプラットフォームのルールに準拠する必要がある
・運用が分散する分、手間になる
・ブランディングの難しさ

分散型メディアで最も大変な部分は、プラットフォームを運用する工数がかかることです。プラットフォームごとの規約変更の確認、それに伴う対応などに追われます。プラットフォームを使う以上、そこのルールに従うのが基本で、もし違反していたらアカウント停止ないしは削除される可能性があるからです。
分散型メディアは今後ブームになるのか?

分散型メディアが日本でブームになるのか?という話ですが、主流のメディア運営の方法になるとは考えにくいでしょう。しかし、VRなどの技術が発展し、より動画コンテンツが重視されるようになれば、分散型メディアの体をとるメディアはある程度、増えてくることがあるでしょう。

ただし、コンテンツの制作、提供はあくまでユーザーのためであり、形式にとらわれてその本質を見落としていては意味がありません。いかに、ユーザーにとって有益なメディア、コンテンツにできるかという視点で考えて最適なメディア戦略を取るという点では、今後も変わらないことでしょう。
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