コンテンツマーケティングのペルソナ設定
昨今コンテンツマーケティングと言う言葉がよく聞かれるようになってきたが、どのようにしてユーザーに最適なコンテンツを提供すべきか、その方法論はまだ確立されておらず、手探りの状況である。
ユーザーに最適なタイミングで、最適なタッチポイント(顧客との接点)で、最適な内容を提供する。現在はタッチポイントごとのノウハウは提供されているものの、これらを繋げて全体的に設計をするための方法論はまだあまり無いのではないだろうか。
タイミングが分かっていても、タッチポイントが誤っていたり、コンテンツの方向性が誤っていたりしては意味がない。これらの包括的なプランニングがコンテンツマーケティングの初期段階で行うべきことのひとつである。
では、そうした設計を行うためにはどのようにしたら良いのだろうか。
答えはターゲットの設定、対象となるべきユーザー像がどういった行動パターンや嗜好を持つのかという「ペルソナの設定」である。
ユーザーに接触するタッチポイント、コンテンツの種類が多岐にわたる中、これらをきちんと定める事でタッチポイントはブログなのかSNSなのか、またはランディングページが有効なのか、その中身は、さらには各タッチポイントをどの順番で接触させるか…などの仮説を立て、全体的なコンテンツマーケティングの設計を作成する事ができ、結果的に効率的な施策を展開する事ができるのである。
ペルソナを設定したコンテンツマーケティグの中でも活用度と効率の良い媒体は以下であると言える。
■ランディングページ:
これは購買に直に結びくページであり、かなり購入意欲の高いユーザーがやってくるのでペルソナの嗜好に沿って的確に組み立てる必要がある。
■ブログ:
ブログはコンテンツマーケティングと親和性がよくSNSと違い、知識を体型立てて参照できるツールであるので、ペルソナを定義した後、ペルソナの各ニーズに沿った内容でブログを作成していくことで強力なコンテンツマーケティングツールとする事ができる可能性が高い。
■メールマガジン:
これもユーザーをセグメントできるので、ペルソナ定義後、ニーズごとに配信内容を細かく変えて行く事で、ユーザーのニーズに沿った的確なコンテンツ提供ができる。またメールは受け身ではなくユーザーにこちらから届けるツールなので、強力なプッシュツールともなりえる。
このようにあらかじめペルソナの設定を行った上で、最適な媒体を選び、最適なタイミングでユーザーに接触する事が、効果的かつ効率的なコンテンツマーケティングを行う上では必要になってくると考えられる。