2015
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EメールとInstagramの組み合わせで7倍の効果を生み出す


2015年現在、1日あたり2,000億通ものEメールが送受信されていると言われています。

そのうち57%のEメールはマーケティング目的であり、依然としてEメールは顧客の注意を引く有効な手段の一つです。最近のトレンドとしては、ソーシャルメディアの要素を取り入れたEメールに注目が集まってきました。米国の調査によると76%のEメールには既にソーシャルメディアのボタンが導入されており、メールからソーシャルメディアへの流入や、共有・拡散を促したりする効果が期待されています。

しかし、顧客へのリーチを強化して顧客との信頼関係を深めるのに有効なソーシャルメディア上の画像は、Eメールにおいてはまだまだ活用が進んでいないのが現状です。ソーシャルメディア上の画像をEメールに組み込んでいるのは全体のわずか14%しかありません。

Instagramは画像を中心としたソーシャルメディアとして存在感を発揮しています。Instagramでは7,000万枚もの画像が毎日投稿されるほど多くのユーザーに利用されています。また、企業アカウントとユーザーの関係が親密である点も特徴であり、80%のユーザーは企業アカウントと画像をシェアする許可を与えており、また、「いいね!」ボタンを押すなどして企業アカウントとの交流する割合はFacebookの58倍、Twitterの120倍あるとの調査結果もあります。そのためInstagramの画像は企業のマーケティング活動に欠かせないものになってきました。

このように顧客との結びつきが強いInstagramの画像をEメールに組み込むと大きな成果が期待できます。アメリカのあるフィットネス関連商品の小売店では、複数のInstagramの画像をEメールに設置したところ、24時間以内の受信者からの反応が7倍に向上したと報告しています。これはInstagramの画像が膨大なEメールの山に埋もれることなく、顧客の興味を惹きつける効果があることを示唆しています。

一方で企業のマーケティング担当者への調査結果では、InstagramとEメールを連携させる際の課題として、技術的な課題よりもチャネルをまたいだコンテンツの共有やデータの収集・分析といった点が強調されていました。ツールや仕組み化などによって効率化が求められる課題ではありますが、このInstagramとEメールという異なるチャネルの融合は、特にBtoC向けのサービスを展開している企業にとって挑戦する価値のある取り組みではないでしょうか。
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著者:Takayuki Sato