2014
07.18
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ヤフトピ砲で急成長した弁護士ドットコム


「弁護士ドットコム」はその名の通り、弁護士とユーザーをマッチングするサービスです。そのオウンドメディアとして成功を収めているのが「弁護士ドットコムトピックス」です。月間訪問者数200万ユニークを誇るこのオウンドメディアは、
時事ネタなど読者が興味を引きそうな話題に対して、弁護士がコメントをつけて法律的に解説してくれるというもの。

2012年4月に始まり、僅か2年間で月間訪問者数が200万人に達するという脅威の成長を遂げています。掲載されている記事を見ると「なぜ18歳未満のアイドルは夜中に歌えないのか?」や「セクハラヤジをした都議宅の壁に生卵をぶつけるのは許されるか?」など、身近な話題をテーマに選んで法律的な解説をしており、さながら「行列の出来る法律相談所」のウェブ版と言えるかもしれません。

さて、このオウンドメディアの最も大きな成功の要因は、Yahoo!トピックスに掲載されることでそこから大量のトラフィックが流入している点です(=ヤフトピ砲。特定サイトからの急激なトラフィック流入を○○砲という言い方をします)。

「弁護士ドットコムトピックス」を開設する前に、Yahoo!トピックスへ掲載される可能性があるかを確認し、開設後わずか2ヶ月でYahoo!のニュース提供元となっています。現在ではYahoo!のみならずブログメディアの「BLOGOS」や言論メディアの「ハフィントンポスト」などへも記事の提供を行っています。

ではなぜ、Yahoo!トピックスに取り上げられるほどの人気コンテンツになったのかというところに、このオウンドメディアの強さがあります。それは、専門的な知識や資格がなければ作ることができないコンテンツを発信しているということです。

時事ネタを法律的に解釈するということは、弁護士という専門性の高いスキルが必要となります。つまり、この記事は弁護士自身が書いたり弁護士に依頼しないと作成することができないコンテンツなのです。

インターネット上には数多くのオウンドメディアがありますが、ここでなくても読めそうなコンテンツが圧倒的に多い印象を受けます。例えば食品メーカーが自社の調味料を使った料理レシピを公開しているケースはよく見られますが、ユーザー側の視点で見ると、そのサイトでなくてもクックパッドなど他のサイトに行けばいくらでもレシピを見ることができてしまいます。

このように「弁護士ドットコム」は弁護士の知識を使って作成することでコンテンツに専門性がもたらされ、話題になっているニュースを独自性のあるコンテンツに変えて配信することができるのです。
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