2016
10.13
1006-2

意外に使える!B2Bブランドにとってのソーシャルメディア


B2Bブランドにおけるソーシャルメディアの使用については“誤解”があります。「FacebookやPinterestは使えない」「Instagramは時間の無駄」「LinkedInだけがビジネス向け(しかも、日本では普及していない)」実際は、B2Cのように広く浅く情報が拡散していくのではなく、B2Bでは深く濃密な関係構築にソーシャルメディアが利用されるに過ぎないのです。

アメリカでマーケティング分析ソフトウェアを開発するTrackMaven社は、300社以上のB2B企業についてソーシャルメディア分析を行い、どの業界で最も成果が上がっているかを調べました。50万を超える投稿と、1億のやり取りを分析対象にした大規模調査です。まず、投稿ごとのシェアやコメントなどの反応を「エンゲージメント率」として割り出したところ、直感とは異なり、InstagramではLinkedInよりも20倍高いエンゲージメント率を示しています。フォロワーの数はLinkedInの方が多くても、より濃密な関係が構築できるのはInstagramだったのでしょう。

エンゲージメント率は業界やプラットフォームによって大きく異なっていました。例えば、航空宇宙業界はInstagramにおいて非常に高い反応を獲得していた一方で、Twitterでは全く逆の結果を得ています。飛行機などの印象的な写真で注意を引くInstagramに対して、面白味のないプレスリリースをシェアするTwitterでは、あまり効果が上がらなかったのかもしれません。

エンゲージメント率とフォロワー増加率の双方が高かったのは、バイオ技術、金融、エンジニアリング業界の3つでした。新しい技術の発表や、データ・統計情報のシェアなどが多い業界のため、ソーシャルメディアとの相性が良いのかもしれません。一方で、多くのフォロワーがいるものの、フォロワーの増加率やエンゲージメント率が低かったのがコンサルティング業界でした。守秘義務が多いため、ユーザーの興味を惹く内容を公表できないのが一因と考えられます。また、ソフトウェア業界はフォロワーの増加率が高いものの、エンゲージメント率が低いため、製品情報を売り込む色合いが強く、現代のソーシャルメディアに合った使い方をしていないのでしょう。

B2Bブランドにとってもソーシャルメディアは利用価値がありますが、視覚に訴えるソーシャルメディアの特性を理解し、ユーザーの興味を惹く内容を投稿するようにしなければ高い効果は望めません。
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参考資料(https://searchenginewatch.com/2016/03/31/how-b2b-brands-perform-on-social-spoiler-better-than-you-think/)著者:Takayuki Sato