2017
03.14
22-2

Facebookは偽ニュースへの対処法を見つけたのか?


ソーシャルメディア上に偽情報が流れている問題について多くの議論がなされています。偽の情報はユーザーの意見を歪めてしまい、米国では大統領選挙の結果にも影響したのではないかという声さえある程です。特にFacebookでは偽情報を検出する仕組みが十分でないとして、批判を受けました。CEOマーク・ザッカーバーグは偽情報への対処を進めると発表しています。

Facebookは偽情報を手動、または自動で検出するようシステムを改善する見込みです。また、ユーザーが通報する仕組みを使い、誤ったニュースを特定する計画があります。さらに、事実確認を行う第三者機関に協力を依頼し、どのように対応するかの検討を開始しました。加えて、偽ニュースだと疑われる情報については警告を表示する仕組みが開発されています。Facebook全体の信頼性を高め、ユーザーにとって信頼できるプラットフォームだと訴求する取り組みです。

Facebookが偽ニュースを検出する仕組みとして、関連するニュースの質を考慮する方法も検討されています。偽情報が多くの人にシェアされるのを防ぐのが目的です。FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグによると、偽情報は広告収入を目的としたスパム業者によるものが多いとされます。そのため、広告ポリシーを見直し、偽ニュースを流しても金銭的な魅力的がなくなるよう改定する方向で検討が進んでいます。

Search Engine Journalのテレザ・リッサは、上記のアイデアは推進されるべきとしながらも、それがFacebookのように大きなプラットフォームで十分な対策なのかどうかは疑わしいと主張しています。Facebookを利用しているユーザーとコンテンツ発行している業者の双方を同時に満足させるのは困難な課題だからです。ソーシャルメディアの時代では、コンテンツを発行するスピードはより速くなり、事実確認をする余裕はほとんどありません。

忘れてはならないのがユーザーの役割です。Facebookやソーシャルメディアで目にする情報に気を配る必要があります。目にする情報が全て真実だと信じるのではなく、また、自分の意見に反する情報の存在も認めなければいけません。実行するのは簡単ではありませんが、やってみる価値のある試みではないでしょうか。

参考文献(https://searchenginewatch.com/2016/11/22/did-facebook-find-a-way-to-deal-with-fake-news/)著者:Takayuki Sato