客引きのいるお店には入りたくない!その理由をもう一度考えてみる
繁華街でよく見かける居酒屋の客引き。
ほとんどの方が「居酒屋いかがですか?」と声をかけられた経験があると思います。
完全な歩合制で、誘導した客の会計金額から約10〜20%ほどが報酬として支払われる仕組みです。
客引きに連れられて入店してみると、チャージ料金がかかったり一人一品注文しなければならなかったり料金設定が高めであったりして、実は全くお得ではありません。客引きの話からお得に感じて入店したあなたは、質の低いサービスを受け、結局は高めの料金を支払いお店を出ることになります。二度とそのお店に行くことはないでしょうし、もしかしたら口コミサイトに低い評価をするかもしれません。
■客引きがいるお店
・客引きをしなければお客さんが来ない
・客引きへ報酬を支払っている分の料金が上乗せされている
・口コミサイトの高い評価はサクラ
もう騙されないぞという思いから、このようなネガティブなイメージを抱くことでしょう。 では、どんなお店に行きたいのか?
■行きたくなるお店
・いつもお客さんがいて賑わっている
・料金に見合ったサービスを提供している
・友人が実際に行って勧めていた
「客引き」は「広告」と置き換えられます。
言わずもがなですが、客引き(広告)は典型的なプッシュ型マーケティング。客引き(広告)に頼り続けなければならず、いつかは限界を迎えます。
客引き(広告)以外への投資の例として、インスタ映えするメニューを開発したり、お店のことを身近に感じるような情報を発信したり、他店にはないサービスを提供したりするプル型マーケティングが上げられます。
とても単純でわかりやすい客引きを例に、プッシュ型マーケティングの限界をおさらいしてみました。
それでもいまだに客引きが存在するということは、客引きにより利益を生み出しているということです。客引きだけに頼ってしまうことに限界があるわけなので、プル型と合わせバランスよくプッシュ型も活用していきましょう。